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アダプティブ リダクション

アダプティブ リダクション を使用して、電子メール トラフィックで検出された用語、フレーズ、式などをアスタリスク (*) に置き換えて配信 (表示) することができます。アダプティブ リダクションは、コミュニケーションを保留にしたりブロックしたりすることなく機密情報を守ることのできる、パワフルかつフレキシブルな機能です。

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• Clearswift ARgon for Email でのリダクション

  リダクションは、[テキストのリダクト] コンテンツ規則によって実行されます。コンテンツ規則は、次のように作用します。

  • コンテンツに、[テキスト検索式リスト] のエントリと一致する用語や検索式が含まれているかどうかを検索します。

  規則がトリガーされた場合、 ARgon Server は次のように対処します。

  • コンテンツのリダクトを試行して、[実行する操作] を適用します。

  [テキストのリダクト] コンテンツ規則は、次の条件に対して、異なる [実行する操作] を適用します。

  • リダクションに成功した場合- 例: [アクションを実行しない] (Email 製品)

    リダクションの成功 とは、変更されたコンテンツが [テキスト検索式リスト] のしきい値未満になったことを意味します。これは、元のコンテンツに含まれていた「重い」用語 (重みの数値の大きい用語) が **** に置き換えられ、安全に配信、または、表示できる状態になったことを示します。

    リダクションに成功した場合に、[アクションを実行しない] のはなぜか

    [アクションを実行しない] ディスポーザル アクションは、ポリシー ルートの次のコンテンツ規則を検討するよう ARgon Server に指示します。リダクションはポリシーで指定したとおりに適用されますが、このコンテンツ規則の結果としてさらにアクションが実行されることはありません。

  • リダクションに失敗した場合 - 例: [配信] (Email 製品)

    リダクションの失敗 とは、用語をリダクトしたにもかかわらず、変更されたコンテンツが依然として [テキスト検索式リスト] のしきい値を超えていることを意味します。たとえば、検索式リストに、[リダクト] が [いいえ] に設定された [強制検出 検索式が含まれていると、リダクションは常に失敗します。

    また、[テキストのリダクト] コンテンツ規則でサポートされていないメディア タイプのコンテンツが検出された場合にも、リダクションは失敗します。

    例: リダクション失敗の理由

    • 検索式リストには、次の加重式と、しきい値 10 が設定されています。このリストが、[テキストのリダクト] コンテンツ規則に適用されます。

      

    • コンテンツ規則によって、次のメッセージが検出されます。

      FAO: 007
      
      お問い合わせのプロジェクト SecretStop に関する 機密 情報は、トップ シークレット として 分類 されているため、現時点でお知らせすることはできません。
      
      社外秘
      
      M

    • 検出された式の重みの合計 (+ 4 + 強制検出 + 5 + 6 + 2) が、しきい値 (10) を超えています。

    • リダクションが試行されます。リダクト可能な用語のみが変更されます。

      FAO: 007
      
      お問い合わせのプロジェクト ********** に関する 機密 情報は、*** ****** として 分類 されているため、現時点でお知らせすることはできません。
      
      社外秘
      
      M

      コンテンツ規則は、残りのリダクトできない用語をカウントします。

      機密 (4) + 分類 (5) + 社外秘 (2) = 11

    • 残りのコンテンツが依然としてしきい値を超えているため、リダクションは 失敗 します。

      通常、メッセージはブロックされるか、保留になります。

      リダクトできない用語の重みの合計が [テキスト検索式リスト] のしきい値未満になった場合のみ、リダクションは 成功 します。

• リダクションのためのテキスト検索式の設定

  [テキストのリダクト] コンテンツ規則を効果的に使用するには、[テキスト検索式リスト] を適切に設定しなければなりません。

  リダクションのためのテキスト検索式の作成ガイドラインは、次のとおりです。

  • テキスト検索式を、適切なリストにグループ化します。
  • [リダクト可能] なテキスト検索式のみがリダクトされます。リダクト可能な検索式は、[リダクト 列に [はい] が表示されています。
  • リダクト可能にするテキスト検索式の重みの数値をより大きくするか、または、[強制検出] を使用します。
  • [ダウンロード リスト] の検索式の重みを変更することはできません。
  • クレジット カード番号、ID 番号、あらかじめ定義してある検索式など、あらゆるテキスト検索式をリダクトすることができます。

  詳細については、「テキスト検索式]を参照してください。

• アダプティブ リダクションがサポートされているファイル タイプ

  次のメディア タイプで、リダクションがサポートされています。[メディア タイプ] を使用して、スキャンの対象を選択します。

  メディア タイプ	拡張子
  HTML	.htm、.html
  Microsoft Word 文書 (2007 以降)	.docx、.docm、.dotx、.dotm
  Microsoft Excel スプレッドシート (2007 以降)	.xlsx、.xlsm、.xltx
  Microsoft PowerPoint プレゼンテーション (2007 以降)	.pptx、.pptm、.potx、.ppsx、.ppsm、.thmx
  Adobe Portable Document Format (PDF)	.pdf
  リッチ テキスト形式 (エンコードされた文書)	.rtf
  メモ帳 / プレーン テキスト	.txt
  LibreOffice Calc 文書	.ods
  LibreOffice Draw 文書	.odg
  LibreOffice Impress 文書	.odp
  LibreOffice Master 文書	.odm
  LibreOffice Math 文書	.odf
  LibreOffice Writer 文書	.odf

  拡張子が .doc、.xls、.ppt の Microsoft Office 97 ～ 2003 文書でのリダクションはサポートされていません。これらに含まれたコンテンツの検出はされますが、リダクションは常に 失敗 します。

  [テキストのリダクト] コンテンツ規則を、同じ検索式リストを使用する [テキスト検索式の検出] 規則とともに、ポリシー ルートに適用します。[テキスト検索式の検出] 規則では、[テキストのリダクト] 規則で選択されているドキュメント タイプを除外 しなければなりません。

• ドキュメントと添付ファイルのリダクト

  ドキュメント、または、添付ファイルの、特定の部分をリダクトすることも可能です。次を指定することができます。

  • 本文をスキャン
  • ヘッダーとフッターをスキャン
  • プロパティをスキャン
  • コメントをスキャン

  PDF ドキュメントでは、プロパティの検出はされますが、リダクトは 正常に 実行されません。PDF ドキュメントの注釈の検出とリダクトは、両方とも不可能です。

• 暗号化と保護されたドキュメント

  特定のドキュメントへのアクセスの制限、または、制御には、さまざまな方法があります。Microsoft Word 文書の場合、読み取り専用になっていたり、パスワードの暗号化が設定されていたり、パスワードの設定された ZIP フォルダーに文書が保存されていたりすることがあります。 ARgon Server では、そうした文書に元のユーザーによる編集制限が設定されていても、アクセス可能なドキュメントであればリダクトすることができます。

  次のような場合でも、リダクションは成功します。

  • ファイルが読み取り専用の場合
  • ドキュメントが「最終版」の場合
  • ファイルが、ネストされた ZIP フォルダーに含まれている場合

  次の場合、リダクションは自動的に失敗します。

  • ドキュメントがデジタル署名されている場合

  次の場合、リダクションは試行されません。

  • ドキュメントが暗号化されているか、ドキュメントを開くためのパスワードが必要な場合
  • ドキュメントが、パスワードの設定された ZIP フォルダーに含まれている場合
• [テキストのリダクト] コンテンツ規則をポリシー ルートに適用

  ポリシー エンジンは、リダクションのコンテンツ規則のポリシー ルートでの位置付けにかかわらず、この規則を優先して適用します。詳細については、「ポリシーをルートに適用」を参照してください。

操作方法...

• [テキストのリダクト] コンテンツ規則の作成

  [テキストのリダクト] コンテンツ規則を使用してテキスト検索式]を検出し、リダクションを試行します。

  [テキスト検索式リスト] の [リダクト] が有効になっているテキスト検索式のみが、リダクションの対象になります。

  1. [テキスト検索式リスト] で、機密情報を定義します。 追加情報を表示

     [ポリシー センター ホーム] ページの [テキスト検索式] をクリックします。[テキスト検索式リストの管理] ページに、使用可能なすべての [テキスト検索式リスト] が表示されています。 [新規] をクリックして、検索式リストを作成します。または、既存のリストを選択して、 [編集] をクリックします。

     テキスト検索式の詳細については、「テキスト検索式」を参照してください。

  2. [テキストのリダクト] テンプレートを使用して、コンテンツ規則を作成します。 追加情報を表示

     1. [ポリシー センター ホーム] ページの [コンテンツ規則] を選択して、[コンテンツ規則の管理] ページを表示します。
     2. [新規] をクリックします。
     3. コンテンツ規則のテンプレートから、[テキストのリダクト] を選択します。
     4. [概要] パネルの [設定の変更はここをクリックします] をクリックして、コンテンツ規則の [名前] と [注記] を入力します。
     5. [保存] をクリックします。
  3. [検索対象] を設定します。 追加情報を表示

     1. [テキスト検索式] セクションの [設定の変更はここをクリックします] をクリックします。

     2. スキャンする部分を選択します。

        件名の行を除き、特定のメッセージのヘッダーにリダクションを適用することはできません。

     3. コンテンツ規則の参照として使用する [検索式リスト] を選択します。

        これは、手順 1 で作成、または、編集した [テキスト検索式リスト] になります。

     4. 検索式リストの、検出のしきい値 を選択します。この値により、コンテンツ規則が、検出された検索式の重みをどのように判断するのかが決まります。

        常に [しきい値以上] を選択します。これにより、しきい値と同等、または、しきい値を超過した場合に、規則がトリガーされるように設定します。

     5. [ドキュメント オプション] で、ドキュメントのどの部分をスキャンするのかを指定します。[保存] をクリックします。

  4. [検索対象] セクションの残りを設定します。 追加情報を表示

     1. ARgon Server で検索する [メディア タイプ] を選択します。[設定の変更はここをクリックします] をクリックします。

        [検出可能なタイプ] リストを使用して、ドキュメント タイプを個別に選択することができます。

        [検出可能なタイプ] リストの [Documents] チェック ボックスを選択すると、すべてのドキュメント タイプが選択されます。

     2. [保存] をクリックします。
     3. [サイズ制限] を追加します。[設定の変更はここをクリックします] をクリックします。
     4. 必要に応じて、[サイズ制限を有効にする] を選択します。サイズの上限、または、下限を指定することができます。値を KB で入力して、[以上]、または、[以下] を選択します。[保存] をクリックします。

     5. [設定の変更はここをクリックします] をクリックして、[適用するディレクション] コンテンツ規則を選択します。検出されたアイテムを社内で受信してもよいのか、また、検出されたアイテムが社外に送信されてもよいのかを指定します。さらに、社内で受信するアイテム、または、社外に送信するいずれかのアイテムから検出を指定することができます。[保存] をクリックします。

  5. [リダクションに成功した場合] の [実行する操作] を設定します。 追加情報を表示

     1. [リダクションに成功した場合] セクションで、適切な [ディスポーザル アクション] (Email 製品)、または、[プライマリ アクション] (Web 製品) を選択します。

     2. [保存] をクリックします。

     3. [他に実行する操作] がある場合、 [新規] をクリックして追加します。

        これらのアクションの詳細については、「実行する操作」を参照してください。

     4. [保存] をクリックします。

  6. [リダクションに失敗した場合] の [実行する操作] を設定します。 追加情報を表示

     1. [リダクションに失敗した場合] セクションで、適切な [ディスポーザル アクション] (Email 製品)、または、[プライマリ アクション] (Web 製品) を選択します。

     2. [保存] をクリックします。

     3. [他に実行する操作] がある場合、 [新規] をクリックして追加します。

        これらのアクションの詳細については、「実行する操作」を参照してください。

     4. [保存] をクリックします。

  7. 設定を適用します。

     これで、コンテンツ規則をポリシー ルートに適用できるようになります。

• リダクションとあわせて使用する [テキスト検索式の検出] コンテンツ規則の作成

  [テキスト検索式の検出] コンテンツ規則を使用してリダクトに失敗したコンテンツをブロック、または、保留にし、セキュリティをさらに強化することができます。

  1. [テキスト検索式リスト] を定義します。 追加情報を表示

     [テキスト検索式リスト] で [リダクト可能] に設定されているテキスト検索式のみが、リダクションの対象になります。

     [ポリシー センター ホーム] ページの [テキスト検索式] をクリックします。[テキスト検索式リストの管理] ページに、使用可能なすべての [テキスト検索式リスト] が表示されています。 [新規] をクリックして、検索式リストを作成します。または、既存のリストを選択して、 [編集] をクリックします。

     テキスト検索式の詳細については、「テキスト検索式」を参照してください。

  2. [テキスト検索式の検出 テンプレートを使用して、コンテンツ規則を作成します。 追加情報を表示

     1. [ポリシー センター ホーム] ページの [コンテンツ規則] を選択して、[コンテンツ規則の管理] ページを表示します。
     2. [新規] をクリックします。
     3. コンテンツ規則のテンプレートから、[テキスト検索式の検出] を選択します。
     4. [概要] パネルの [設定の変更はここをクリックします] をクリックして、コンテンツ規則の [名前] と [注記] を入力します。
     5. [保存] をクリックします。
  3. [検索対象] を設定します。 追加情報を表示

     1. [テキスト検索式] セクションの [設定の変更はここをクリックします] をクリックします。

     2. スキャンする部分を選択します。

        このコンテンツ規則を、[テキストのリダクト] コンテンツ規則とあわせて使用する場合、[ メッセージ本文]、または、[件名] を選択しないようにします。

     3. コンテンツ規則の参照として使用する [検索式リスト] を選択します。

        これは、手順 1 で作成、または、編集した [テキスト検索式リスト] になります。

     4. 検索式リストの、検出のしきい値 を選択します。この値により、コンテンツ規則が、検出された検索式の重みをどのように判断するのかが決まります。

        常に [しきい値以上] を選択します。これにより、しきい値と同等、または、しきい値を超過した場合に、規則がトリガーされるように設定します。

     5. [ドキュメント オプション] で、ドキュメントのどの部分をスキャンするのかを指定します。[保存] をクリックします。

        [埋め込みスクリプトをスキャン] をアウトバウンドのソーシャル メディア ポリシー ルートに適用した場合、機能の影響が大きくなりすぎることがあります。たとえば、Facebook や Google Mail のインスタント メッセージ内にテキスト検索式が検出された場合、ユーザーのアクセスが拒否され、回復不能になる可能性があります。

  4. [検索対象] セクションの残りを設定します。 追加情報を表示

     1. ARgon Server で検索する [メディア タイプ] を選択します。[設定の変更はここをクリックします] をクリックします。

        [検出可能なタイプ] リストを使用して、ドキュメント タイプを個別に選択することができます。

        [テキストのリダクト] コンテンツ規則で選択したドキュメント タイプは、ポリシー ルートから必ず除外しなければなりません。

     2. [保存] をクリックします。
     3. [サイズ制限] を追加します。[設定の変更はここをクリックします] をクリックします。
     4. 必要に応じて、[サイズ制限を有効にする] を選択します。サイズの上限、または、下限を指定することができます。値を KB で入力して、[以上]、または、[以下] を選択します。[保存] をクリックします。

     5. [設定の変更はここをクリックします] をクリックして、[適用するディレクション] コンテンツ規則を選択します。検出されたアイテムを社内で受信してもよいのか、また、検出されたアイテムが社外に送信されてもよいのかを指定します。さらに、社内で受信するアイテム、または、社外に送信するいずれかのアイテムから検出を指定することができます。[保存] をクリックします。

  5. [実行する操作] を設定します。 追加情報を表示

     1. [実行する操作] を編集して、コンテンツ規則がトリガーされた場合のアクションを指定します。[設定の変更はここをクリックします] をクリックします。[ディスポーザル アクション] (Email 製品)、または、[プライマリ アクション] (Web 製品) を選択します。

     2. [保存] をクリックします。

  6. 設定を適用します。

     これで、コンテンツ規則をポリシー ルートに適用できるようになります。

• 署名されたドキュメントでのリダクションのバイパス

  Gateway の [テキストのリダクト] コンテンツ規則では、署名されたドキュメントに対して規則をバイパスすることができます。

  [テキストのリダクト] コンテンツ規則の [検索対象] パネル、[規則のバイパス] セクションの [署名されたドキュメントに対して、この規則をバイパス] チェック ボックスを選択します。

  [規則のバイパス] は、署名された ドキュメント のみに対して実行されます。規則をバイパスするオプション (チェック ボックス) を選択していても、Gateway は、署名されたメッセージ に対してリダクションを試行します。

表示...

• 例 1. 機密情報が表示されないようにする

  目的: 適切にリダクトされていない用語やフレーズが、社外に送信されないようにする

  1. 特定の用語を検出するための、検索式リストを作成します。この例では、しきい値を 10 に設定します。

     詳細については、「テキスト検索式の作成」を参照してください。

     

  2. この検索式リストに一致する内容をコンテンツ内から検索する、[テキストのリダクト] コンテンツ規則を設定します。[実行する操作] を、次のように設定します。

     • [リダクションに成功した場合] - 配信

     • [リダクションに失敗した場合] - 保管

  3. コンテンツ規則を、ポリシー ルートに適用します。

     詳細については、「ポリシー ルート」を参照してください。

  検出されたメッセージは、どのように処理されるのか:

  • ARgon Server で、次のテキストが検出されたと想定します。

    M 様
    
    コードネーム: SecretStop に関して提供いただいた情報が暗号化されているようです。これは、まだ 機密 として 分類 されているのでしょうか。ご連絡ください。
    
    James
    

  • 検出された式の重みの合計がしきい値を超えているため、リダクションが試行されます。

    M 様
    
    ********: ********** に関して提供いただいた情報が暗号化されているようです。これは、まだ 機密 として 分類 されているのでしょうか。ご連絡ください。
    
    James
    

  • 残りのコンテンツの重みの合計 (+ 5 + 4) は、9 です。

    残りのコンテンツの重みの合計がしきい値未満になったため、リダクションは 成功 です。

    リダクトされたメッセージ テキストが配信されます。

    残りのコンテンツの重みの合計が依然としてしきい値を超えている場合、リダクションは 失敗 とみなされ、該当するアクション (メッセージの保管) が実行されます。

• 例 2. 加重式によるリダクションの試行

  目的: 加重テキスト検索式にリダクションを適用する

  1. 特定の用語を検出するための、検索式リストを作成します。しきい値を 10 に設定します。

     詳細については、「テキスト検索式の作成」を参照してください。

     

  2. この検索式リストに一致する内容をコンテンツ内から検索する、[テキストのリダクト] コンテンツ規則を設定します。

  3. コンテンツ規則を、ポリシー ルートに適用します。

     詳細については、「ポリシー ルート」を参照してください。

  ARgon Server で検出されたメッセージは、どのように処理されるのか:

  • ARgon Server で、次のテキストが検出されたと想定します。

    Bond 様
    
    トップ シークレット 情報を 社外秘 でお送りいただきありがとうございました。私どもの成功にとってかけがえのないご助力を賜り、恐縮です。
    
    エージェント X

  • 検出されたコンテンツ (赤で表示されている箇所) の重みの合計 (+ 6 + 2) は、8 です。これは、コンテンツ規則をトリガーするためのしきい値未満です。

    • リダクションは試行されません。
    • 元のメッセージが配信されます。

    リダクト可能にするには、テキスト検索式の作成、または、編集の際に、重みの数値をより大きくするか、[強制検出] を使用します。

• 例 3. ダウンロード リストのリダクション

  目的: 英語、または、日本語の不適切用語が含まれたアウトバウンドのコミュニケーションにリダクションを適用する

  [不適切用語] は、[ダウンロード リスト] に保存されています。[ダウンロード リスト] は、リダクト可能に設定する前にコピーしておかなければなりません。

  1. 該当する [ダウンロード リスト] をコピーします。この例では、[Swear Words: English] と [Swear Words: Japanese] です。 追加情報を表示

     1. [ポリシー] > [テキスト検索式] に移動して、[ダウンロード リスト] タブを選択します。
     2. コピーするリストを選択します。

     3. [コピー] を選択します。

        コピーされた新しいリストが、[テキスト検索式リスト] タブに次のように表示されます。

        Swear Words: English コピー

        Swear Words: Japanese コピー

     ダウンロード リストとテキスト検索式リストの詳細については、「テキスト検索式」を参照してください。

  2. それぞれのリストに含まれている検索式を、 [すべてリダクト] に設定します。 追加情報を表示

     1. 検索式リストを選択して、 [編集] をクリックします。
     2. [検索式] パネルの [すべてリダクト] をクリックします。

  3. この検索式リストに一致する内容をコンテンツ内から検索する、[テキストのリダクト] コンテンツ規則を設定します。

  4. コンテンツ規則を、ポリシー ルートに適用します。(例: [社内アドレス] から [全員] に対して、など)

     詳細については、「ポリシー ルート」を参照してください。

• 例 4. 電子メールの添付ファイルのテキストのリダクション

  目的 1: 所属するセールス チームが、誤って顧客の名前を添付のスプレッドシートや Word 文書で配信しまうのを防止する、目的 2: ARgon Server で、添付ファイル内の顧客名と会社名をリダクトする、目的 3: さらに、この事態が発生した際に通知を受け取れるようにする

  1. My Client という名前の検索式リストを作成して、適切な検索式を [リダクト] に設定します。

     詳細については、「テキスト検索式の作成」を参照してください。

     

  2. [テキストのリダクト] コンテンツ規則を作成します。

     [ポリシー] > [テキスト検索式] に移動して、 [新規] をクリックします。[テキストのリダクト] を選択します。

  3. [検索対象] パネルの [テキスト検索式] セクションを、作成した検索式リストに一致する内容をコンテンツ内から検索するように設定します。

     • スキャン: その他の検索条件に一致する添付ファイル
     • 検索式リスト: My Client
     • 検出: しきい値以上

     • ドキュメント オプション: 本文をスキャン、ヘッダーとフッターをスキャン、プロパティをスキャン

     詳細については、「検索対象」を参照してください。

  4. スキャンする [メディア タイプ] を設定します。

     • 選択されたメディア タイプを含める: Microsoft Word Document (DOCX)、Microsoft Excel Spreadsheet (XLSX)

     詳細については、「検索対象」を参照してください。

  5. リダクションに成功、または、失敗した場合の [実行する操作] を設定します。この例では、次のようにポリシーを設定します。

     リダクションに成功した場合	リダクションに失敗した場合
     ルートで指定されているとおりにメッセージを配信	XXXX に保管 (XXXX はメッセージ エリアの名前)
     通知の生成	通知の生成

     詳細については、「実行する操作」を参照してください。

  6. コンテンツ規則を設定したら、その内容を適用します。

  7. コンテンツ規則をポリシー ルートに追加して、セールス チーム] を [全メール] につなげます。

     [ポリシー] > [メール ポリシー ルート] に移動します。

     表示

     

     Web ポリシー ルートの作成とコンテンツ規則の追加方法については、「ポリシー ルート」を参照してください。

  8. 設定を適用します。
• 例 5. メッセージをリダクトして、送信者にそのコピーを送る

  目的 1: 組織から送信されるメッセージに含まれている、特定の用語やフレーズをリダクトする、目的 2: さらに、元のメッセージの送信者に、リダクトされたメッセージのコピーを送り、メッセージがリダクトされた上で配信されたことを通知する

  1. 特定の用語を検出するための、検索式リストを作成します。しきい値を 10 に設定します。

     詳細については、「テキスト検索式の作成」を参照してください。

     

  2. この検索式リストに一致する内容をコンテンツ内から検索する、[テキストのリダクト] コンテンツ規則を設定します。

  3. [実行する操作] を設定します。リダクションに成功した場合には、メッセージが配信されるようにします。

     この例では、次のように設定します。

     リダクションに成功した場合	リダクションに失敗した場合
     ルートで指定されているとおりにメッセージを配信	XXXX に保管 (XXXX はメッセージ エリアの名前)
     通知の生成 (メッセージ発信者へ)	通知の生成 (管理者へ)

  4. コンテンツ規則を、ポリシー ルートに適用します。[社内アドレス] から [全メール] に向けて設定します。

     詳細については、「ポリシー ルート」を参照してください。

  ARgon Server で検出されたメッセージは、どのように処理されるのか:

  • ARgon Server で、次のテキストが検出されたと想定します。

    007 様
    ご要望のアイテムが、規則 M3712 の元に、M によって トップ シークレット から 機密 に分類しなおされたため、利用いただけるようになりました。
    社外秘 でお知らせします。
    Q

  • 検出された式の重みの合計 (+ 6 + 4 + 2) は、12 です。

    リダクト可能な用語に、リダクションが適用されます。

    007 様
    ご要望のアイテムが、規則 M3712 の元に、M によって *** ****** から 機密 に分類しなおされたため、利用いただけるようになりました。
    社外秘 でお知らせします。
    Q

  • 残りのコンテンツの重みの合計 (+ 4 + 2) は、6 です。

    残りのコンテンツの重みの合計がしきい値未満になったため、リダクションは 成功 です。

    リダクトされたメッセージが配信されます。

    [メッセージ発信者] に、通知が送られます。

  • ARgon Server で、別件が検出されたと想定します。今回は、PDF の添付ファイルに次のテキストが含まれています。

    機密:
    リクエスト: 人物: Bond、時刻: 02:00、プロジェクト: SecretStop、関与: トップ シークレット
    ステータス: 分類 / 機密

  • 検出された式により、コンテンツ規則がトリガーされます。リダクションが試行されます。

    機密:
    リクエスト: 人物: Bond、時刻: 02:00、プロジェクト: **********、関与: *** ******
    ステータス: 分類 / 機密

  • 残りのコンテンツの重みの合計 (+ 4 + 5 + 4) は、13 です。

    リダクションは 失敗 です。

    リダクトされていない元のメッセージは配信されず、保留エリアに送られます。

    [サーバー管理者] に、通知が送られます。

参照項目...

• サニタイゼーション
• テキスト検索式
• コンテンツ規則
• 検索対象
• 実行する操作
• ポリシー ルート

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