コンテンツ規則

コンテンツ規則は、コンテンツのセキュリティ ポリシーを管理するためのきまりです。それぞれのコンテンツ規則に、「検出対象となるポリシー」と「ポリシー違反の際のアクション」が指定されています。コンテンツ規則は、ポリシー ルートに対して適用されます。

コンテンツ規則は、コンテンツ規則テンプレートから作成されています。このテンプレートはあらかじめ設定されているものですが、必要に応じて調整も可能です。使用できるテンプレートの詳細については、「コンテンツ規則テンプレート」を参照してください。

コンテンツ規則は、次のような要素から構成されています。

• コンテンツ規則の使用状況

  [コンテンツ規則の使用状況] パネルには、そのコンテンツ規則を使用しているポリシー ルートが表示されています。

• 概要

  [概要] パネルには、コンテンツ規則の名前と説明が表示されています。

• 検索対象

  [検索対象] パネルでは、コンテンツ規則の違反をトリガーするための条件が定義されています。たとえば、検索対象 [ウイルスの検出] は、メッセージや Web トラフィックに既知のウイルスが含まれていないかどうかを検索します。

  詳細については、「検索対象」を参照してください。

  コンテンツ規則には、あらかじめ定義されている [検索対象] が複数含まれていることもあります。指定されたすべての条件が満たされると、コンテンツ規則の違反がトリガーされます。コンテンツ規則の [検索対象] の内容は編集可能です。ただし、コンテンツ規則から [検索対象] 自体を削除したり、コンテンツ規則に他の [検索対象] を追加したりすることはできません。

• 実行する操作

  [実行する操作] パネルでは、Gateway でコンテンツ規則の違反がトリガーされた場合のアクションが定義されています。

  • [ディスポーザル アクション] は、検出されたメッセージの処理方法です。
  • [プライマリ アクション] は、Web トラフィックの処理方法です。

  詳細については、「実行する操作」を参照してください。

  コンテンツ規則の中には、[他に実行する操作] を追加できるものもあります。

• コンテンツ規則と Gateway のピア

  コンテンツ規則の追加や、コンテンツ規則の内容の編集は、グループ内でそのコンテンツ規則のライセンスを持つピアに対して行うことができます。ただし、Gateway の各ピアには、ローカルのライセンス ポリシーが適用されます。そのため、コンテンツ規則を実行するためのライセンスを持たない Gateway のピアに対して、無効なコンテンツ規則が発生する可能性もあります。

  たとえば、Gateway のピア グループの A には リダクション 機能のライセンスがあり、同じグループ内の B にはこのライセンスがないと想定します。[テキストのリダクト] コンテンツ規則を、この B のポリシー ルートに追加することはできますが、B が処理するコンテンツにリダクションは適用されません。

[コンテンツ規則の管理] ページを使用して、コンテンツ規則を管理します。[ポリシー] > [コンテンツ規則] をクリックします。

操作方法...

• コンテンツ規則の作成

  Gateway に装備されているコンテンツ規則テンプレートを使用して、新しいコンテンツ規則をすばやく簡単に作成することができます。

  1. [コンテンツ規則の管理] ページの [コンテンツ規則] リストの [新規] をクリックします。

  2. コンテンツ規則テンプレートのリストから、使用するものを選択します。選択したテンプレートに基づいて、Gateway に新しいコンテンツ規則が追加されます。

     使用できるテンプレートと、そのテンプレートに含まれている検索対象の詳細については、「コンテンツ規則テンプレート」を参照してください。このトピックは、希望の条件に最も適したテンプレートを見つけるのに有用です。

  3. [設定の変更はここをクリックします] をクリックして、[概要] パネルを編集します。コンテンツ規則の [名前] を変更したり、[注記] を入力したりすることができます。

  4. 必要に応じて、[検索対象] を編集します。

  5. 必要に応じて、[実行する操作] を編集します。コンテンツ規則の中には、[通知の生成] や [コピーの送信] などの [他に実行する操作] を持つものもあります。

     アクションをまったく適用しない場合、[ディスポーザル アクション]、または、[プライマリ アクション] ドロップダウン メニューから、[アクションを実行しない] か [次の規則に進む] を選択します。

  6. [保存] をクリックします。
  7. タスク パネルの [設定の適用] をクリックして、変更を反映します。Gateway をグループとして構成してある場合、グループへの変更はそれぞれの Gateway に対して適用しなければなりません。

• コンテンツ規則の編集

  1. [コンテンツ規則の管理] ページのリストからコンテンツ規則を選択して、[編集] をクリックします。

  2. [設定の変更はここをクリックします] をクリックして、[概要] パネルを編集します。コンテンツ規則の [名前] を変更したり、[注記] を入力したりすることができます。

  3. 必要に応じて、[検索対象] を編集します。コンテンツ規則から [検索対象] 自体を削除したり、コンテンツ規則に他の [検索対象] を追加したりすることはできません。

  4. 必要に応じて、[実行する操作] を編集します。コンテンツ規則の中には、[通知の生成] や [コピーの送信] などの [他に実行する操作] を持つものもあります。

  5. [保存] をクリックします。
  6. タスク パネルの [設定の適用] をクリックして、変更を反映します。Gateway をグループとして構成してある場合、グループへの変更はそれぞれの Gateway に対して適用しなければなりません。

• コンテンツ規則のコピー

  1. [コンテンツ規則の管理] ページのリストから、コピーを作成するコンテンツ規則を選択します。
  2. [コピー] をクリックします。コンテンツ規則のコピーが、違う名前で作成されます。[免責文の追加] コンテンツ規則をコピーした場合、コピーの名前は自動的に 「免責文の追加 コピー」 となります。

• コンテンツ規則の削除

  1. [コンテンツ規則の管理] ページのリストから、削除するコンテンツ規則を選択します。
  2. [削除] をクリックします。
  3. [削除の確認] ダイアログの [削除] をクリックします。

  現在ポリシー ルートに適用されているコンテンツ規則を削除することはできません。[コンテンツ規則の管理] ページから削除する前に、ポリシー ルートを編集してそのコンテンツ規則をポリシー ルートから除外しておきます。

• コンテンツ規則をポリシー ルートに適用

  1. [ポリシー] > [メール ポリシー ルート]、または、[Web ポリシー ルート] を選択します。[ポリシー ルートの管理] ページに、定義済みのポリシー ルートのリストが表示されています。
  2. コンテンツ規則を適用するポリシー ルートを選択します。
  3. [編集] をクリックします。[ポリシー ルートの変更] ページが表示されます。選択したポリシー ルートの構成が表示されています。
  4. [これらのコンテンツ規則のいずれかが検出されない場合のみ] パネルの [新規] をクリックします。
  5. リストからコンテンツ規則を選択します。[閉じる] をクリックせずに、次のコンテンツ規則を続けて選択することができます。
  6. 追加したコンテンツ規則を、処理する順に並べ替えます。コンテンツ規則を選択し、  ボタンで調整します。
  7. タスク パネルの [設定の適用] をクリックして、変更を反映します。Gateway をグループとして構成してある場合、グループへの変更はそれぞれの Gateway に対して適用しなければなりません。

それぞれのコンテンツ規則の編集ページの [コンテンツ規則の使用状況] パネルには、そのコンテンツ規則が適用されているポリシー ルートが表示されています。ポリシー ルートの名前をクリックして、そのポリシー ルートの構成を確認することができます。

参照項目...

• コンテンツ規則テンプレート
• 検索対象
• 実行する操作
• ポリシー ルート
• ポリシー センター