暗号化/復号化のデフォルト設定

Email Gateway のこのエリアでは、2 とおりの設定を行います。

次の方法で、暗号化/復号化のデフォルトを設定します。

  1. マウスで [システム] タブをポイントします。
  2. [暗号化] 以下の [暗号化/復号化のデフォルト] をクリックします。
  3. 各グループの [設定の変更はここをクリックします] をクリックして、画面の指示にしたがいます。

  4. [保存] をクリックします。
  5. 設定を適用します。
グループ 設定 説明 FIPS モードでの使用
パスワードの暗号化 使用するパスワードはフレーズ

最大 128 文字まで入力することができます。

2 バイト文字は使用できません。

ZIP ツールの中には、この長さのパスワードがサポートされていないものもあります。この設定を使用する場合、受信者が適切な ZIP ツールを所有していることを確認します。

不可
セキュア (AES) の Zip ファイル形式が使用されます ZIP ファイルのコンテンツにアクセスするには、Windows ユーザーの受信者が適切なユーティリティ (例: WinZip のバージョン 9.0 以降、7-Zip、IZArc など) を所有していなければなりません。
PGP このグループの設定に関する追加情報はありません。 不可
S/MIME 接続解除されたフォーマット

S/MIME 署名は、通常、署名情報と、署名されているテキストとが分離している「接続解除された」署名です。この MIME タイプは、2 番目の部分に application/(x-)pkcs7-signature の MIME サブタイプを持つ multipart/signed です。

ただし、メーリング リスト ソフトウェアでは、テキストの部分を変更して署名を無効にすることができます。

不明瞭なフォーマット

S/MIME メッセージの保護されたコンテンツは、実際には、Multipurpose Internet Mail Extension (MIME) 本文の要素から構成されています。そのため、プレーン テキストのメッセージに署名を添付することができます。署名を検証せずにメッセージを読むことができるため、これは、「クリア署名付きメッセージ」と呼ばれます。

符号化署名されたメッセージは、メッセージと署名が一箇所に含まれているため、署名の検証をしないと読むことができません。

RSA/PSS による暗号化 有効/無効 RSA/PSS (Probabilistic Signature Scheme - 確率的署名方式) は、暗号署名方式のひとつで、PKCS (Public Key Cryptography Standards - パブリック キー暗号標準) の一部でもあります。この設定を有効にする前に、受信者がこのオプションをサポートしているかどうかを確認しておくことが推奨されています。

デフォルトで、この設定はグローバルにアクティブではありません。この方法による暗号化を適用するには、メニューから [有効] を選択しなければなりません。

RSA/OAEP による暗号化 有効/無効

RSA/OAEP (Optimal Asymmetric Encryption Padding - 最適非対称暗号化パディング) は、非対称暗号化の前にプレーン テキストを処理することで、暗号文攻撃に対するプロテクションを提供します。

デフォルトで、この設定はグローバルにアクティブではありません。この方法による暗号化を適用するには、メニューから [有効] を選択しなければなりません。

メッセージのヘッダー保護 有効/無効 メッセージのヘッダー保護は、メッセージのヘッダーを、メッセージの暗号化される部分に含めるかどうかを指定します。メッセージの件名のヘッダーが暗号化されたときのための、代用の件名を指定することができます。
復号化サマリー このグループの設定に関する追加情報はありません。
暗号化/復号化のログ機能

多数のメッセージが暗号化または復号化された場合にログのサイズが大きくなりすぎる可能性があるため、デフォルトで、暗号化と復号化のログに情報は記録されません。

ログ レベルを上げる場合は、暗号化または復号化の問題を診断するために一時的にレベルを上げるだけにしておくことが推奨されています。

元の暗号化済みメッセージ

電子メール メッセージが次の条件を満たす場合、該当する暗号化エンドポイントを適用する際にメッセージを再暗号化するのではなく、デジタル署名された、または、暗号化された、元のメッセージを配信するように Email Gateway を設定することができます。

  • 電子メール メッセージが Email Gateway によって復号化された場合
  • メッセージの配信ディスポーザル アクションで、メッセージの暗号化が指定されている場合
  • メッセージが、ポリシーによって変更 (免責分の追加など) されていない場合
キー解決 このグループの設定に関する追加情報はありません。
自動暗号化 このグループの設定に関する追加情報はありません。
自動署名オプション [検索] ボタンを使用して、特定の証明書や複数の証明書を検索することができます。各 [証明書ストア] で、証明書の詳細 (例: コーポレイト、発行者、シリアル番号、有効期限) を検索することができます。
オンライン証明書状態プロトコル

OCSP は、メッセージの S/MIME レイヤーにある署名を検証する際に、X.509 デジタル証明書の失効ステータスを取得するのに使用されます。

[信頼センター] によって提供された、OCSP 拡張子をサポートする証明書のみがチェックされます。証明書内に OCSP 拡張子が検出されると、 Email Gateway は [信頼センター] への接続を試行して、証明書のステータスを検証します。

[信頼センター] は、[不明] [良好] [失効] の、いずれかのステータスを返します。コンテンツ規則の検索対象の [デジタル署名の検証] 項を使用して、返されたステータスに対してアクションをとるように Email Gateway を設定することができます。

キーの抽出 抽出されたキーを選択して、それらのキーが [証明書ストア] に追加された際に、暗号化が自動的に有効になるようにします。

参照項目...


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