メッセージ解放スケジュールの設定

スケジュールに従って処理負荷の小さい時間帯に一定のメッセージを配信するように、Clearswift Gateway を構成することができます。この手法は、ネットワーク使用量を最適化するのに便利です。次に例を示します。

• 処理負荷の小さい時間帯に大きいメッセージやサイズオーバー メッセージを配信することができます。
• 大量のメッセージを長時間にわたって少しずつ配信することができます。

メッセージ解放スケジュールを設定するには

1. 解放スケジュールに従って配信するメッセージのタイプを指定します。

   例 1: 自社の送信用アドレスから送信されたメッセージ

   例 2: サイズオーバー メッセージを日常的に生成する特定の部門から送信されたメッセージ

2. 検出するメッセージに対するポリシー ルートを作成します。

   例 1: 組織内アドレスから全メール

   例 2: 部門内アドレスから全メール

   1. [ポリシー] > [メール ポリシー ルート] をクリックします。
   2. [新規] をクリックします。

   3. [送信者] フィールド、[受信者] フィールドなど、ポリシー ルートを設定します。

      ポリシー ルートの操作に関する詳細については、「ポリシー ルートについて」トピックを参照してください。

3. しきい値より大きいサイズのメッセージを検出するコンテンツ規則を作成します。

   1. [ポリシー] > [コンテンツ規則] をクリックします。
   2. [新規] をクリックします。
   3. コンテンツ規則テンプレートのリストから、[メッセージ サイズ制限] を選択します。

   4. [メッセージ サイズ制限] (KB) など、コンテンツ規則を設定します。この値より大きいサイズのメッセージはインターセプトされます。

      コンテンツ規則の作成および変更に関する詳細については、「コンテンツ規則の操作」トピックを参照してください。

4. コンテンツ規則に対する新しいディスポーザル アクションを作成します。

   1. [ポリシー] > [ディスポーザル アクション] をクリックします。
   2. [新規] をクリックします。
   3. 新しいディスポーザル アクションの名前を設定します (例:'Oversize')。

   4. [解放スケジュール] タブを選択して、解放スケジュールを含むようにディスポーザル アクションを設定します。

      表示されたスケジュールを使用し、目的の時間を選択します。選択した時間にメッセージが解放される [解放時のメッセージ数の調整] を設定できます。また、追加の時間 (分) の間メッセージを保留する [遅延解放] も設定できます。

   5. [追加] をクリックします。ディスポーザル アクションを作成すると、Gateway は対応するメッセージ エリアを一意の名前で自動的に作成します。

      ディスポーザル アクションの操作の詳細については、「ディスポーザル アクションについて」トピックを参照してください。

5. コンテンツ規則に新しいディスポーザル アクションを適用します。

   1. [ポリシー] > [コンテンツ規則] をクリックします。
   2. リストからコンテンツ規則を選択し、[編集] をクリックします。

   3. [実行する操作] セクションで、[ディスポーザル アクション] ドロップダウン メニューを使用して新しいディスポーザル アクションを選択します。

      たとえば、[大きすぎるメール] エリアに保管します。これにより、検出されたメッセージが保管され、定義した解放スケジュールが適用されます。

      保留メッセージ エリアの詳細については、「保留メッセージの管理」トピックを参照してください。

6. ポリシー ルートにコンテンツ規則を適用します。

   1. [ポリシー] > [メール ポリシー ルート] をクリックします。
   2. リストからポリシー ルートを選択し、[編集] をクリックします。
   3. [これらのコンテンツ規則のいずれかがトリガされない場合のみ] セクションで、[新規] をクリックします。

   4. リストからコンテンツ規則を選択します。

      必要に応じて、ポリシー ルートに直接ディスポーザル アクションを適用できます。このアクションは、コンテンツ規則によってトリガされるメッセージではなく、ルートに一致する各メッセージに適用されます。

7. 設定を適用します。

   タスク パネルで [設定の適用] をクリックし、ポリシーを適用します。 複数の Gateway をグループとして構成してある場合、グループへの変更はそれぞれの Gateway に対して適用しなければなりません。

   セキュリティ ポリシーの適用の詳細については、「設定を適用」を参照してください。