システムのバックアップ

システム バックアップは、障害復旧の手段として、またシステム アップグレード計画の際に使用することをお勧めします。他の目的で (たとえば、ピア グループを作成するときのGateways のクローンを作成する手段として) 使用しないでください。障害復旧およびシステム アップグレード以外の目的がある場合は、設定のバックアップとリストアを使用してください。

Clearswift Gateway ではシステム設定を指定した FTP サーバーにバックアップとして転送できます。システム障害が発生した場合、バックアップを手早く簡単に復元でき、データの損失を最小限に抑えられます。

情報...

• バックアップできるシステム エリア

  システム領域	内容
  設定	ポリシー センターで定義されているコンテンツ セキュリティ ポリシー、システム センターで選択されている設定オプション、 およびレポート センターで作成されたカスタム レポート。
  レポート データベース	レポート センターで作成されるレポートのソースとして使用されるレポート データ。
  システム ログ	Gateway によって生成されたシステム ログ。問題やイベントの調査でログを調べることができます。

• Gateway に対する影響

  バックアップ プロセスでは大量のデータがGateway から抽出され、ホスト サーバーにアップロードされる場合があります。初めてバックアップを行うとき、完了するまでに数時間かかる可能性があります。以降、同じ場所に対するバックアップは高速化されます。これは、Gateway は、以前のバックアップ操作の後に追加または変更されたデータのみをエクスポートするからです。

• バックアップの中断

  バックアップ プロセスを中断しないでください。しかし、バックアップをキャンセルする場合は、Infrastructure サービスを再起動する必要があります。これにより、不完全なバックアップが FTP サーバーに残ります。このバックアップは復元できません。サービスの開始と停止の詳細については、「サービスの管理」を参照してください。

操作方法...

• システム バックアップを実行するには

  1. ホーム ページで [システム] > [バックアップとリストア] をクリックします。[バックアップとリストア] ページが表示されます。[システム] タブが選択された状態になっています。
  2. タスク ウィンドウ枠で、[今すぐシステムをバックアップ] をクリックします。[今すぐバックアップ] ダイアログ ボックスが表示され、FTP 設定の確認とバックアップするシステム領域の選択を行うことができます。

  3. チェックボックスを使ってアーカイブするシステム領域を選択します。

  4. [バックアップ] をクリックします。Gateway がエクスポート プロセスを開始します。

• システムの自動バックアップをスケジュールするには

  最大で 1 日に 1 回のバックアップをスケジュールすることができます。

  1. ホーム ページで [システム] > [バックアップとリストア] をクリックします。[バックアップとリストア] ページが表示されます。[システム] タブが選択された状態になっています。
  2. [バックアップの設定] パネルで、[設定の変更はここをクリックします] をクリックします。
  3. [システム バックアップを有効にする] を選択します。バックアップするシステム領域のリストが表示されます。

  4. スケジュールするバックアップに含めるシステム領域を選択します。

  5. スケジュール グリッドを使ってGateway でバックアップを行う日時を選択します。

     Gateway でのアクティビティが最小になる時間帯を選ぶようお勧めします。

  6. [保存] ボタンをクリックします。
  7. [FTP の設定] パネルで FTP サーバーが正しく設定されていることを確認します。
     

• FTP 接続を設定するには

  1. ホーム ページで [システム] > [バックアップとリストア] をクリックします。[バックアップとリストア] ページが表示されます。[システム] タブが選択された状態になっています。
  2. [FTP の設定] パネルで、[設定の変更はここをクリックします] をクリックします。

  3. FTP サーバーの詳細を入力します。

     設定	説明
     サーバーのタイプ	接続のタイプ: FTP、FTPS (implicit)、FTPS (explicit)、または SFTP。
     FTP サーバー	FTP サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) または IP アドレス。
     ポート	Gateway を FTP サーバーに接続するポート。ファイアウォール ポート を参照してください。
     ユーザー名	FTP サーバーのログイン資格情報。
     パスワード	FTP サーバーのログイン資格情報。
     リモート フォルダ	バックアップ ファイルを保管するフォルダ。このフォルダは、サーバー上に見つからない場合はバックアップ プロセスで自動的に作成されます。

  4. [保存] ボタンをクリックします。

• FTP 接続をテストするには

  1. ホーム ページで [システム] > [バックアップとリストア] をクリックします。[バックアップとリストア] ページが表示されます。[システム] タブが選択された状態になっています。
  2. タスク ウィンドウ枠で、[FTP 設定のテスト] をクリックします。[FTP 接続のテスト] ダイアログ ボックスに、現在の FTP サーバーの設定が表示されます。

  3. テストする FTP の設定を入力します。

  4. [テストの実行] をクリックします。ダイアログにテスト結果が表示されます。

参照...

• システム バックアップの復元
• 設定のバックアップと復元