電子メール ポリシー コンテンツに関する記述は、Email Gateway がピア グループに含まれている場合にのみ該当します。 |
テキスト検索式を作成するには、[検索式の新規作成] ダイアログを使用します。
独自のテキスト検索式を直接作成したり、テキスト エンティティを使用してそれを作成することもできます。テキスト エンティティは、定義済みまたはユーザー定義のコンポーネント、またはテキスト検索式に含めることが可能な構成要素です。
テキスト エンティティには次の 3 つのタイプがあります。
定義済みのエンティティは、よく使用される、設定済みの標準のテキスト検索式です。たとえば、定義済みのエンティティは、クレジットカード番号または異なる地域のID番号(IDカード、運転免許証、パスポート、日本のマイナンバー)と一致させることができます。定義済みのエンティティは固定パターンであり、編集できません。
独自の再利用可能なテキスト エンティティを設定できます。これらのユーザー定義エンティティはリストに表示され、テキスト検索式で利用できます。
テキスト検索式修飾子は、検出を行う特定の値であり、一般的なテキスト パターンではありません。たとえば、リダクトやブロックを行う、特定の ID 番号のリストを作成できます。そのリストを修飾子のセットとしてインポートして、テキスト検索式で使用できます。詳細については、「テキスト検索式修飾子」を参照してください。
プレーンテキストのテキスト検索式を作成する場合、
検索式に指定されていない場合、テキスト内の区切り文字は無視されます。単語の一部は一致とみなされません。
検索式 | テキスト | 一致? |
---|---|---|
here and there | here and there | はい |
here and there | here, and there | はい |
here and there | here-and-there | はい |
don't | don't | はい |
dont | don't | いいえ |
don't | dont | いいえ |
don t | don't | はい |
don't | don t | いいえ |
butt | butter | いいえ |
swear | menswear | いいえ |
pig | spigot | いいえ |
テキスト検索式の重みスコア。この値によって、検索式がセキュリティ ポリシーに及ぼす影響が決定されます。
Cakes and Pastries という名前のテキスト検索式の検出コンテンツ規則は、菓子製品の名前を検出するための規則です。
検索式リスト (下記) には、重みの合計として 10 の [しきい値] が設定されています。
各製品のカスタム検索式は次のように追加します。各検索式に [重み] を設定します。
通信に検索式 "ドーナツ" と "アイス" が含まれる場合、重みの合計 (6+5=11) がしきい値 (10) を上回り、コンテンツ規則がトリガされます。ただし、"アイス" と "クッキー" が検出された場合、重みの合計 (5+3=8) は、コンテンツ規則をトリガするには不十分です。
[強制検出] の重みが設定された検索式 (この例の "Cake" など) では、しきい値に関係なく常にコンテンツ規則がトリガされます。
また、検索式リストは、検索式の重みをメッセージの各部分で 1 回のみカウントするように設定できます。たとえば、Cookies, Cookies, Cookies!" という件名を持つメッセージの場合、このオプションが有効になっていると、重みの合計として +3 が加算されます。 |
論理演算子を使って、テキスト検索式を作成できます。演算子は、キーワード、フレーズ、またはテキスト エンティティの間に置く必要があります。
演算子 | 説明 |
---|---|
AND | 両方のキーワードまたはフレーズが存在する必要があります。 |
OR | 一方または両方のキーワードまたはフレーズが存在する必要があります。 |
XOR | 両方ではなく一方のキーワードまたはフレーズが存在する必要があります。 |
BEFORE | 両方のキーワードまたはフレーズが存在する必要があり、なおかつ演算子の前のキーワードまたはフレーズが、演算子の後のキーワードまたはフレーズより先に出現する必要があります。 |
AFTER | 両方のキーワードまたはフレーズが存在する必要があり、なおかつ演算子の前のキーワードまたはフレーズが、演算子の後のキーワードまたはフレーズより後に出現する必要があります。 |
FOLLOWEDBY=x | 両方のキーワードまたはフレーズが存在する必要があり、なおかつ演算子の後のキーワードまたはフレーズが、演算子の前のキーワードまたはフレーズの x ワード以内に存在する必要があります。 |
NEAR | 両方のキーワードまたはフレーズが存在する必要があり、なおかつこれらのキーワードまたはフレーズがお互いに 10 ワード以内に存在する必要があります。検索式は、どちらの順序で出現してもかまいません。 |
ANDNOT | 演算子の前のキーワードまたはフレーズが存在する必要があり、なおかつ演算子の後のキーワードまたはフレーズが存在してはなりません。 |
複数の演算子を使う場合、かっこを使って論理演算の動作が正しくなるようにします。 |
[大文字と小文字の区別] チェック ボックスは、テキスト検索式に大文字と小文字を区別するマッチングを適用します。
テキスト検索式を [リダクト] に設定して、リダクション可能にできます。
可能であれば、リダクション可能なテキスト検索式には、[強制検出] の重みを使用します。 |
[概要] ボックスは、テキスト検索式に関する追加の注記を表示するために使用できます。最大で 180 文字まで入力できます。
[検索式] セクションで、 [新規] をクリックします。
[検索式の新規作成] ダイアログが表示されます。
検索式を入力します。[検索式] ボックスに入力して、独自のテキスト検索式を作成することも可能です。またはテキスト エンティティを使用して検索式を作成することも可能です。
定義済み
新しい検索式の [一致する場合] の重みスコアを選択します。
誤ってメッセージに含まれる可能性があるクレジットカード番号を検出します。
定義済みのテキスト エンティティ: クレジット カード を使ったテキスト検索式を含むテキスト検索式リストを作成 (または編集) します。
使用できるオプションのリストから、[クレジットカード] を選択します。
[追加] をクリックします。検索式リストに検索式が追加されました。
作成した検索式リストを使用する [テキスト検索式の検出] または[テキストのリダクト] コンテンツ規則を設定できます。 |
従業員 ID 番号は AB1234 という形式で、AB は 2 文字の部門コードを表し、1234 は 9999 までの 4 桁の任意の数字を表します。
正規表現のユーザー定義のエンティティを作成します。必要な形式に一致するように、POSIX/PERL 正規表現を使って設定できます。
[概要] セクションで、検索式に名前を付けて、関連する注記を追加します。
ユーザー定義エンティティは、他の半角英数字に隣接していない限り、指定された形式を使った任意の文字列と一致します。たとえば、GSD7892 は検出されませんが、 G SD7892 は一致を生成します。 |
テキスト検索式修飾子を使って、特定の値のリストをインポートします (たとえば、従業員 ID 番号の全リスト)。詳細については、「テキスト検索式修飾子」を参照してください。 |
[保存] ボタンをクリックします。検索式がユーザー定義のエンティティのリストに追加され、後で使用できます。
米国社会保障番号と従業員 ID 番号を検出する検索式を作成します。
AND 演算子を使用して社会保障番号 (定義済みのテキスト エンティティ) と従業員 ID 番号 (ユーザー定義エンティティ) を検出するテキスト検索式を作成します。
定義済みのテキスト エンティティのリストを表示するには、[定義済み] タブをクリックします。[社会保障番号 (米国)] を選択します。
[AND] 演算子をクリックします。
カスタム検索式のすべてのエンティティは演算子で区切る必要があります。 |
検索式リストに検索式を追加するには、[追加] をクリックします。
作成した検索式リストを使用する [テキスト検索式の検出] コンテンツ規則を設定できます。 |
「Email Analyser」メール、私の製品の名前を検出する式が必要です。織内から送信された場合、この用語をリダクトしたいです。
テキスト検索式を作成し、[検索式] ボックスにテキストを入力します。検索式に大文字と小文字の区別を設定し、リダクションを有効にします。
[一致する場合] (重みスコア) を適切な重みに設定します。
可能であれば、リダクション可能な用語には、大きな重みか [強制検出] の重みを使用します。 |
[検索式] ボックスに「Email Analyzer」と入力します。
「Email Analyser」のようなスペルのバリエーションを検出することもできます。これには、正規表現: 「.PERL.Email Analy(z|s)er」を使用するか、各バリエーションに対応するユーザー定義のエンティティを作成し、.OR. 演算子を使用して検索式に適用します。 |
[リダクト] を選択します。
[リダクト] を選択すると、選択した検索式のリダクションが有効になります。リダクション ポリシーを適用するには、テキストのリダクト コンテンツ規則で検索式リストを使用する必要があります。 | |
検索式の構文 かっこ「(」と「)」またはピリオド「.」を検出するには、文字の前に「\」を付ける必要があります。 例:「(CAT)」というテキストをかっこを含めて検出するには、検索式を次のように定義します: \(CAT\) |
誤検出を回避して BIC コード (金融機関識別コード) を検出します。
定義済みのテキスト エンティティ BIC コード (金融機関識別コード) を使って、テキスト検索式を作成します。テキスト検索式修飾子を適用して、検索結果を特定の値に絞り込みます。これで、誤検出の可能性を回避できます。
[定義済み] タブで [BIC] (金融機関識別コード) を選択します。
最後のピリオド文字の左にカーソルを合わせます。
.PATTERN=BIC|.
[修飾子] タブで修飾子を選択します。
修飾子は、外部データ ソースに保管されている固有の値を指定します。詳細については、「テキスト検索式修飾子」を参照してください。
.PATTERN=BIC?qualifier-name.
[一致する場合] (重みスコア) を設定します。
定義済みテキスト エンティティの大文字と小文字の区別は変更できません。 |
[追加] をクリックします。検索式リストに検索式が追加されました。
作成した検索式リストを使用する [テキスト検索式の検出] または[テキストのリダクト] コンテンツ規則を設定できます。 |
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