クライアント基本認証

基本認証のスキームは、すべてのブラウザでサポートされています。この方法では、ブラウザを Web Gateway に接続する際に、ユーザーによるユーザー名とパスワードの入力が求められます。Web Gateway は、そのユーザー名とパスワードを、指定の LDAP ユーザー名リストに照会して認証します。認証に成功した場合、ブラウザを閉じるまで同じ組み合わせが再利用されます。

 
  • 基本認証の構成には、LDAP ユーザー名リストが必要です。LDAP ユーザー名リスト作成の詳細については、「同期アドレス リストと同期ユーザー名リスト」 (LDAP 同期リストの作成と編集) を参照してください。
  • 基本認証では、ユーザーのパスワードは暗号化されずに送信されるため、インターセプトされる可能性もあります。NTLM や Kerberos の方が、より安全な認証形式です。

クライアント基本認証の構成

  1. [システム センター ホーム] ページの [プロキシの設定] > [認証設定] を選択します。
  2. [ユーザー認証は有効です / 無効です] と表示されているパネルの [設定の変更はここをクリックします] をクリックします。
  3. [LDAP を使用したクライアント基本認証] を選択して、[保存] をクリックします。

    この認証オプションを選択すると、[認証設定] ページに [基本領域 ID] パネルと [LDAP ユーザー名リスト] パネルが表示されます。

  4. [基本領域 ID] パネルの [設定の変更はここをクリックします] をクリックします。
  5. 使用する基本領域 ID の名前を入力して、[保存] をクリックします。

    この領域は、クライアントのブラウザの認証ダイアログに表示されます。これにより、ユーザーは認証が必要な理由を把握することができます。この領域は、セッションの間、ユーザー名とパスワードとともにブラウザによってキャッシュされます。デフォルトの基本領域 ID は、「Clearswift Secure Web Gateway」です。

      LDAP を使用したクライアント基本認証では、ASCII 以外の文字が含まれたユーザー名やパスワードをサポートしていません。
  6. [LDAP ユーザー名] パネルの [設定の変更はここをクリックします] をクリックします。
  7. 認証を許可するユーザーの含まれている LDAP ユーザー名リストを選択して、[保存] をクリックします。最低 1 つのリストを選択しなければなりません。
  Web Gateway は、すべての [LDAP 同期ユーザー名リスト] を 24 時間ごとに自動的に同期します。

構成を適用した後、ユーザーの認証が正しく行われているかどうかを検証することができます。

認証のテスト

  1. [認証設定] ページのタスク パネルの [認証のテスト] をクリックします。[認証のテスト] ダイアログが表示されます。
  2. 有効なユーザー名とパスワードを入力して、[テストの実行] をクリックします。

Apache Access Log を有効に設定

認証の診断を実行する場合、Apache Access Log を有効にして、さらに情報が記録されるようにします。次のように設定します。

  1. [Apache Access Log が有効です / 無効です] と表示されているパネルの [設定の変更はここをクリックします] をクリックします。
  2. [Apache access logging を有効にする] チェック ボックスを選択、または、選択解除して、ログの有効と無効を設定します。