[メッセージのトラッキング] を使用して、メッセージの履歴を確認することができます。[メッセージのトラッキング] では、次の操作が可能です。
[メッセージのトラッキング - システム イベント] には、選択したメッセージに関するメッセージ イベントが表示されます。
パネルの上部には、基本的な [メッセージ情報] が表示されます。
アイテム | 説明 |
---|---|
送信者: | 送信者の元の電子メール アドレスです。 |
受信: |
|
受信者: | メッセージの受信者の電子メール アドレスです。 |
件名: | メッセージの件名の行です。 |
パネルの下部には、選択したメッセージに関する [メッセージ イベント] が表示されます。
それぞれの [メッセージ イベント] は、イベントの日時とともに発生順に表示されています。
メッセージ イベント | メッセージの状態 |
---|---|
受理 | メッセージは、 |
SMTP 送信トランスポート サービスで処理されるように受け入れ済み | メッセージの、送信メールとしての配信が承認されています。 |
暗号化が適用されました | メッセージは、暗号化されました。暗号化方式が表示されます。 |
暗号化エンドポイント配信ポリシーが適用されました | メッセージに、暗号化エンドポイントが適用されました。 |
復号化済み PGP コンテンツ | メッセージは、PGP 復号化のアクションにより復号化されました。 |
復号化済み SMIME コンテンツ | メッセージは、S/MIME 復号化のアクションにより復号化されました。 |
復号化済み SMIME および PGP コンテンツ | メッセージは、PGP 復号化と S/MIME 復号化の両方のアクションにより復号化されました。 |
メッセージ エリアから削除されました | メッセージは、メッセージ エリアから削除されました。 |
宛先 SMTP サーバーに配信しました | メッセージは、受信者の SMTP サーバーに配信されました。 |
宛先 SMTP サーバーに配信できませんでした | メッセージを、受信者の SMTP サーバーに配信することができませんでした。 |
破棄されました | メッセージは、期限切れ、または、配信不可のため破棄されました。 |
ダウンロードした添付ファイル | 管理者がクリックしてダウンロードした添付ファイルです。 |
有効期限が設定されました | メッセージが、ユーザー定義の時間が経過した後に [メッセージ エリア] で有効期限切れになるように設定しました。 |
配信の試行を完了しました | メッセージの配信を試行しました。 |
暗号化エンドポイント配信ポリシーを適用できませんでした | 使用できる受信者キーがないため、メッセージを配信できませんでした。 |
メッセージ エリアから転送されました | [メッセージ エリア] から転送されたメッセージです。 |
保留されました | メッセージは、[メッセージ エリア] で保留になっています。 |
メッセージ エリアから削除用に設定されました | メッセージが、[メッセージ エリア] から削除されるように設定しました。 |
特定のホストへのリレー用に設定されました | メッセージの、ユーザー定義のホストへのリレーが設定されました。 |
メッセージの破棄 | メッセージは、ポリシーによって破棄されました。 |
受信者の暗号化エンドポイントがありません | 受信者の暗号化エンドポイントが定義されていないため、メッセージを配信できませんでした。 |
配信不可 | メッセージは、配信不可に設定されました。 |
メッセージ エリアから配信不可に設定されました | メッセージは、[メッセージ エリア] から配信不可に設定されました。 |
到達不能受信者について送信者に通知します | メッセージを配信できませんでした。配信不能を通知する電子メールが送信者に送られました。 |
PMM 自動解放 | メッセージは、PMM が有効に設定されている [メッセージ エリア] から自動的に解放されました。 |
PMM 削除 | メッセージは、PMM ユーザーによって [メッセージ エリア] から削除されました。 |
PMM 解放 | メッセージは、PMM ユーザーによって [メッセージ エリア] から解放されました。 |
問題のあるメッセージ エリアに配置されました |
|
暗号化ポータルにリレーするためにキューに入れられました | メッセージは、暗号化ポータルにリレーするためにキューに配置されました。 |
拒否 | メッセージは、 |
MTA によって受信されました | 処理するために受信されました (インバウンド)。 |
メッセージ エリアから解放されました | メッセージは、[メッセージ エリア] から解放されました。 |
メッセージ エリアから再処理されました | メッセージは、[メッセージ エリア] から手動で再処理されました。 |
コピー (BCC) の送信 | メッセージは、コピーされてユーザー定義の電子メール アドレスに送信されました。 |
コピーの送信 (リレー サーバー) | メッセージは、コピーされてリレー サーバーにアーカイブされました。 |
複数のメッセージに分割されました | ポリシー適用の結果、メッセージは分割されました。 |
暗号化エンドポイント設定を適用するために分割します | 暗号化エンドポイント適用の結果、メッセージは分割されました。 |
正常に処理されました | メッセージは、 |
メッセージ エリアで表示 | メッセージは、管理者によって確認されました。 |
表示されたメッセージ本文 | [メッセージ] タブは、管理者によって確認されました。 |
表示された生のメッセージ | [生のメッセージ] タブは、管理者によって確認されました。 |
それぞれの [メッセージ イベント] の下には、追加情報 の要約も表示されます。
追加情報 | 説明 |
---|---|
アクションの実行元 | メッセージを処理したユーザーです。 |
アドレス ルート | メッセージに適用されたポリシー ルートです。 |
添付ファイル | メッセージに添付されているファイルの名前です。 |
配信に失敗しました | 配信に失敗しました。 |
暗号化エンドポイント | メッセージに適用された電子メール暗号化エンドポイントの名前です。 |
暗号化エラー | 暗号化の適用中に発生したエラーです。 |
暗号化方式 | メッセージの暗号化に使用された方法です。 |
保留エリア | メッセージが保留にされているエリアです。 |
ホスト名 | アーカイブされた、または、リレーされたメッセージをホストするリレー サーバーの名前 (または IP アドレス) です。 |
無期限 | メッセージは、[メッセージ エリア] に無期限で保管するように設定されています。 |
新しいメッセージ ID | 処理イベント (例: 解放、再処理、転送、配信不可) やリレー イベントの後のメッセージの識別子です。 |
受信ピア | メッセージを受信した |
受信者 | メッセージの受信者のリストです。 |
送信元ホスト | 送信者のホスト サーバーの IP アドレスです。 |
有効期限の設定 | メッセージの有効期限までの日数です。この間、メッセージは [メッセージ エリア] に保管されます。 |
SMTP Auth | SMTP 認証ステータスです。かっこ内に、認証タイプと接続の詳細が表示されます。 |
検出された脅威 | ポリシーまたは処理の失敗によって検出された、潜在的な脅威や問題です。 |
TLS 暗号 | 通信チャネルを暗号化するために使用された、TLS 暗号の名前です。 |
TLS リクエスト済み | 通信チャネルを暗号化するために使用された、TLS のレベルです。[TLS リクエスト済み] の値は、[None] (なし)、[Opportunistic] (便宜的)、[Mandatory] (強制的) のいずれかになります。 |
TLS バージョン | 通信チャネルを暗号化するために使用された、TLS のバージョンです。 |
転送セキュリティ | 転送レイヤー (Transport Layer - TL) で暗号化を提供するプロトコルです。 |
検出された規則 | メッセージによってトリガーされた、コンテンツ規則のリストです。 |
ユーザー | メッセージを処理した PMM ユーザーです。 |
[ログの表示] ボタンを使用して、選択したメッセージに関する SMTP ログを確認します。SMTP ログ レベルが 4 よりも低い場合、[ログの表示] ボタンは表示されません。ログ レベルの詳細については、「SMTP ログ レベルの設定」を参照してください。 |
時により、メッセージが、ポリシー ルートや暗号化によって分割されていることがあります。分割されたメッセージは、元は 1 つのメッセージであっても別々に処理される可能性があります。[メッセージのトラッキング] の [メッセージ イベント] エリアでは、分割されたメッセージはハイライト表示され、後に続く [メッセージ イベント] の背景は網掛けで表示されます。
[添付ファイル]、または、[拒否理由] を条件に |
[フィルターをリセットする] を使用して、新しい検索を開始します。 |
[メッセージのトラッキング] ページでは、次の条件を使用してメッセージを検索することができます。
検索条件 | 説明 |
---|---|
送信者 | メッセージの送信者の電子メール アドレスです。 |
受信者 | メッセージの受信者の電子メール アドレスです。 |
件名 | メッセージの件名の行に含まれているテキストです。 |
送信元ホスト |
メッセージを送信するためのアップストリーム SMTP ホストです。 |
添付ファイル | 添付ファイルの名前です。 |
拒否理由 |
メッセージ拒否の理由です。ドロップダウン メニューから、拒否理由を選択します。 |
メッセージ セキュリティ |
使用された暗号化方式です。ドロップダウン メニューから、オプションを選択します。[PGP]*、[S/MIME]、[パスワード]* の暗号化方式があります。使用可能な方式のいずれか で暗号化されたメッセージを検索する場合は、[すべて暗号化済み] を選択します。どの方式も使用されていない メッセージを検索する場合は、[なし] を選択します。 |
転送セキュリティ | メッセージの配信に使用された暗号化セキュリティのタイプです。[TLS (強制的)]、[TLS (便宜的)]、[暗号化ポータル] で配信されたメッセージを検索することができます。 |
メッセージ アクション | メッセージに適用されたポリシーや処理です。[受理]、[拒否]、[任意] のメッセージを検索することができます。 |
受信 | 処理したメッセージが受信された期間です。[今日]、[昨日]、[先週] などの規定値を選択するか、[カスタム] を選択して、値を設定します。 |
ピア |
検索に使用できる |
* |
|
次の表で、それぞれの [拒否理由] について説明しています。かっこ内は、システム名です。
拒否 | 理由 |
---|---|
評価不良 (TRUSTmanager:reject) | Spamlogic での送信者の評価が「不良」です。 |
正しくタグ付けされていない受信者 (spam:badlytaggedrecipient) | 無効な BATV 受信者です。 |
禁止された送信者 (spam:bannedsender) | Spamlogic によってブロックされた受信者です。 |
BATV (spam:batvfailure) | BATV によって、スパムの可能性が検出されました。 |
ジャンク メールとして確認済み (spam:confirmedjunkemail) |
迷惑メールが検出されました。 |
フィッシング詐欺メールとして確認済み (spam:confirmedphishingemail) |
フィッシング詐欺メールが検出されました。これは、迷惑メールのサブカテゴリです。 |
DKIM Hard Fail (spam:dkimhardfail) |
メールの DKIM 検証は失敗しました。 |
DMARC Reject (拒否) (spam:dmarcreject) |
メールの DMARC 検証は失敗しました。 |
送信者アドレスのドメインが存在しません (spam:unresolvablesenderdomain) |
送信者のドメインが未解決です。 |
グレー リスト (spam:greylisted) | グレー リストによって、送信者が一時的に拒否されました。 |
ホストが拒否されました (spam:hostdenied) |
送信元ホストが拒否されました。 |
その他の拒否理由 (spam:otherrejectreason) | リストには記載されていない理由によって拒否されました。 |
サイズが大きすぎるメッセージ (smtp:oversized) |
メールに、サイズが大きすぎる添付ファイル、または、コンテンツが含まれています。 |
リアルタイム ブラックリスト (spam:rbllookup) | 送信者の IP アドレスは、Spamlogic によってブラックリストに登録されています。 |
受信者検証 (spam:recipientverification) | 受信者が不明です。 |
リレーが拒否されました (spam:relayingdenied) |
リレー メッセージが拒否されました。 |
送信者がスプーフィングされました (spam:spoofedsender) | 送信者が、承認されている電子メール アドレスとしてのなりすましを試行しました。 |
SMTP Auth エラー (SMTP Auth:error) | SMTP 認証を使用して、接続を検証することができません。 |
SPF DNS エラー (spam:spfdnserror) |
SPF 検証が、DNS にコンタクトできませんでした。 |
SPF 失敗 (spam:spf) | SPF 検証は失敗しました。 |
ジャンク メールの疑いがある メール (spam:suspectedjunkemail) |
迷惑メールの可能性があります。 |
フィッシング詐欺の疑いがあるメール (spam:suspectedphishingemail) |
フィッシング詐欺メールの可能性があります。これは、迷惑メールのサブカテゴリです。 |
SMTP AUTH エラー (SMTP Auth:error) | SMTP 認証を使用して、接続を検証することができません。 |
TLS 認証に失敗しました (TLS:authenticationfailed) |
TLS を使用して認証することができません。 |
[メッセージのトラッキング] では、[送信者] フィールドか [受信者] フィールドのどちらかに条件を 1 つ入力して検索することができます。また、ドメインを使用して電子メール アドレスを検索することも可能です。たとえば、@company.org で検索すると、company.org ドメイン内のすべてのユーザーが検索結果として返されます。
[送信者] フィールドに <> を入力して、「送信者なし」のメッセージ (例: 配信レポート、その他の自動メッセージなど) を検索することができます。 |
[メッセージのトラッキング] では、最近処理されたメッセージをさまざまな方法で検索することができます。また、さらに古いメッセージを検索したり、検索条件を特定の期間に指定したりすることも可能です。[受信] されたメッセージでは、次の既定値を使用することができます。
[今週] は、週の最初の日から 今日 までとして定義されています。「トラッキングとレポートの設定」 ページで、週の [開始日] と [終了日] を定義することができます。 たとえば、週の [開始日] が月曜日の場合、[今週] は、月曜日から [今日] までの期間となります。[先週] は、前の週の月曜日から日曜日までの期間となります。 |
|
検索結果は、[送信者]、[受信者]、[件名]、[処理日] などの情報とともに、リスト形式で表示されます。
メッセージの現在のステータスが、次のいずれかのアイコンによって示されています。
アイコン | 説明 |
---|---|
![]() |
メッセージは、適切に配信されました。 |
![]() |
メッセージは、 |
![]() |
メッセージは、 |
![]() |
メッセージは、セキュリティ ポリシーによって分割されました。 |
![]() |
最初の試行で配信できなかったため、メッセージは、現在遅延キューに配置されています。 |
![]() |
メッセージは、セキュリティ ポリシーによってブロックされたか、遅延キューに配置されている間にタイムアウトになりました。 |
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メッセージは、削除されました。 |
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メッセージは、保留メッセージ エリアにリダイレクトされました。 |
![]() |
メッセージに、PMM アクション (削除、解放、自動解放) が適用されました。 |
検索結果が多数の場合、メッセージのリストは複数のページになります。ページのナビゲーション ボタンを使用して、検索結果のページをスクロールしたり、ページを選択したりすることができます。また、検索結果のツールバーのドロップダウン メニューから、各ページに表示する結果の数 (20、50、100、150、200、300) を指定することもできます。
検索結果は、新しい順に表示されます。最近処理された最も新しいメッセージが、リストの一番上になります。 |
検索結果は CSV ファイルにエクスポートすることができます。これにより、検索結果を保存、アーカイブして、後で使用することができます。
エクスポート をクリックします。表示されたダイアログで、[保存]、または、[エクスポート] のオプションを設定します。
エクスポートした CSV には、検索結果に表示されたメッセージに関するデータ (例: タイムスタンプ、イベント タイプ、メッセージ ID、ピア ID、送信者、受信者、件名、メッセージの結果、添付ファイル、暗号化タイプ) が含まれています。 |
各メッセージの、すべてのメッセージ イベントを確認することができます。
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