MTA (Mail Transfer Agent - メール転送エージェント) グループは、複数のサーバーをグループにまとめたもので、このグループを使用してネットワーク内での電子メールのルーティングをより効率的に管理することができます。MTA グループにフェールオーバーの優先順位を指定したり、ホスト (サーバー) 間での負荷分散を設定したりして、メール トラフィックのルーティングが常に滞りなく動作するようにします。
[システム] > [SMTP の設定] > [メール ドメインとルーティング] に移動します。[MTA グループ] タブを選択します。 |
[MTA グループ] タブのリストから、現在どのグループに [フェールオーバー] や [負荷分散] が設定されているのかを確認することができます。それぞれの MTA グループにホストを追加してそれらのホストの [優先順位] を指定し、電子メールのルーティングの手順をコントロールします。
MTA グループ内のホストには、フェールオーバーの [優先順位] を割り当てることができます。これは、グループ内のホスト間で、メール トラフィックをルーティングする順序になります。たとえば、[優先順位] が 1 に指定されているホスト (サーバー) は、[優先順位] が 2 のホストよりも先に使用されます。
グループ内のホストの [優先順位] が同じ場合、それらのホスト (サーバー) には [負荷分散] が指定されていることになります。つまり、メール トラフィックがそれらのホスト間で均等に振り分けられます。
グループ内のホストの [優先順位] が異なる場合、MTA グループはその順序で [フェールオーバー] を実行します。つまり、メール トラフィックは、グループ内のホスト (サーバー) の [優先順位] にしたがって処理されることになります。(数字が小さいほど、優先順位は高くなります。)
MTA グループにホスト (サーバー) を追加して、[フェールオーバー] と [負荷分散] の 両方 を設定することができます。![]() |
情報を入力します。
[ホスト] - サーバーの IP アドレス
[優先順位] - フェールオーバーでの、サーバーの優先順位
情報を更新します。
[ホスト] - サーバーの IP アドレス、または、ホスト名
[優先順位] - フェールオーバーでの、サーバーの優先順位
MTA グループを作成すると、[電子メール ルーティング] タブでルーティングを設定する際に、MTA グループが選択できるようになります。詳細については、「電子メールのルーティングの指定」を参照してください。
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