SECURE Exchange Gateway (SXG) Interceptor の設定と管理

このトピックでは Exchange Gateway および Exchange Server の設定と管理を行うとき、および最小の設定を拡張するときに発生する可能性のあるシナリオについて説明します。

Interceptor の管理

インストールされているすべての Interceptor のリストと関連情報が必要です表示
Clearswift SXG Interceptor Management Shellから、次を入力します。
```
Get-SXGInterceptor
```
GW1 という名前の特定の Exchange Gateway にメールを送信しないようにして、これを Interceptor 設定から削除します。表示
Clearswift SXG Interceptor Management Shellから、次を入力します。
```
Remove-SXGGateway GW1
```
SXG Interceptorの有効化と無効化を行うにはどうすればよいですか。表示
SXG Interceptor の HUB1.example.com という名前のものを有効化するには、Clearswift SXG Interceptor Management Shellから、次を入力します。
```
Set-SXGInterceptor -Identity HUB1.example.com -Enabled $true
```
SXG Interceptor の HUB1.example.com という名前のものを無効化するには、Clearswift SXG Interceptor Management Shellから、次を入力します。
```
Set-SXGInterceptor -Identity HUB1.example.com -Enabled $false
```

メッセージの管理

メールが HUB1.example.com という名前の Interceptor のfキューに登録されているかどうかを確認し、Gateway がそれを分類するようにします。表示
Clearswift SXG Interceptor Management Shellから、次を入力します。
```
Get-SXGMessage -Interceptor HUB1.example.com -IncludeSubject | Sort-Object Gateway 
```
HUB1.example.com という名前の Interceptor のキューメッセージの件名ヘッダー、送信者、受信者を確認します。表示
Clearswift SXG Interceptor Management Shellから、次を入力します。
```
Get-SXGMessage -Interceptor HUB1.example.com -IncludeSubject | Format-Table Sender, Recipients, Subject 
```
メールがSXG Interceptor.でスタックしているようです。どうすれば確認できますか。表示
次のコマンドを使って、5 分以上キューに登録されているメールを取得します。

Clearswift SXG Interceptor Management Shellから、次を入力します。
```
Get-SXGInterceptor | get-SXGMessage | where {$_.QueuedDuration -ge "00:05:00"}
```

「Interception のルール」

SXG Interceptor.がインターセプトしたメールを制御する必要があります。

表示

Set-SXGInterceptionRules コマンドレットをClearswift SXG Interceptor Management Shell から使用して、SXG Interceptor の動作を設定できます。一般的なシナリオと必要なコマンドレットの使用パラメータを次の表に示します。

シナリオ	使用パラメータ
ローカルストアからのメールのインターセプトを制御します。	-InterceptorLocalOnly <$true\|$false>
アドレスリストのアドレスが使用される前に検証します。	-ValidateAddresses <$true\|$false>
送信者なしのメールのインターセプトを制御します (たとえば NDR)。	-InterceptEmptySenders <$true\|$false>
信頼するサーバーの Exchange Server を使って、ポリシーが適用されることなく、メールを送信します。	-TrustedHosts <String[]>
信頼済みホストの長いリストを追加します。	-TrustedHosts (Get-Content FilewithTrustedHosts.txt) FilewithTrustedHosts.txt には各行に各ホストが含まれています。
リストに含まれる信頼済みサイトからのメールをインターセプトしないようにSXG Interceptor を設定しましたが、このリストをクリアします。	-TrustedHosts @()
SXG Interceptor がメールの処理に失敗したときの対応を制御します。	-FailureAction <Deliver\|Delete\|NonDeliver]
特定のメッセージクラスリストに一致するメールをSXG Interceptor が処理するときの対応を制御します。	次を組み合わせて使用します。 -MessageClassLogic <DoNotIntercept\|Intercept\|NotUsed> -MessageClassList <String[]> どのメッセージクラスを使用しますか。
SXG Interceptor による特定の受信者へのメールの処理を制御します。	次を組み合わせて使用します。 -RecipientAddressLogic <DoNotIntercept\|Intercept\|NotUsed> -RecipientAddressList <String[]>
SXG Interceptor による特定のドメインの受信者へのメールの処理を制御します。	次を組み合わせて使用します。 -RecipientDomainLogic <DoNotIntercept\|Intercept\|NotUsed> -RecipientDomainList <String[]>
SXG Interceptor による特定の送信者からメールの処理を制御します。	次を組み合わせて使用します。 -SenderAddressLogic <DoNotIntercept\|Intercept\|NotUsed> -SenderAddressList <String[]>
SXG Interceptor による特定の送信ドメインからメールの処理を制御します。	次を組み合わせて使用します。 -SenderDomainLogic <DoNotIntercept\|Intercept\|NotUsed> -SenderDomainList <String[]>
Interception のルールを特定のサイトにのみ適用します。	-AssignedSites <String[]>

Interception のルールを使用して、それにサイトを追加します。設定を適用するにはどうすればよいですか。表示
1. ルールのセットに名前を付けて、それを追加します。
  
  この例では、MyRuleSet が使われています。Clearswift SXG Interceptor Management Shellから、次を入力します。
```
Add-SXGInterceptionRules -Identity MyRuleSet
```
2. MyRuleSet にルールを設定して、そのセットをサイトに割り当てます。
  
  この例では、メール受信者 userA@example.com および userB@example.com はインターセプトされ、ルールセットが Site1 に割り当てられます。
```
Set-SXGInterceptionRules -Identity MyRuleSet -RecipientAddressLogic Intercept -RecipientaddressList userA@example.com,userB@example.com -AssignedSites Site1
```
ルールのセットを別の名前でコピーし、それを別のサイトで使用します。どうすればよいですか。表示
次のコマンドを使って MyRuleSet を MyNewRuleSet にコピーします。
```
Copy-SXGInterceptionRules -Identity MyRuleSet -TargetIdentity MyNewRuleSet
```

Interceptor ログとパフォーマンス

パフォーマンスをモニタし、トラブルシューティングを行うために、ツールを使用したり、ログを確認する方法を教えて下さい。表示
Windows のイベントログで、SXG Interceptor イベントはアプリケーションログに Clearswift SXG Interceptor をソースとして書き込まれます。

SXG Interceptor ログファイルは C:\ProgramData\Clearswift\SXGInterceptor\Logs ディレクトリにあります。
- Intercepror.log には非デバッグログが含まれます。
- Interceptor-debug.log には、ログレベルが Debug の場合にデバッグログが含まれます。