ネットワーク構成

Clearswift Server Console では、SECURE Exchange Gateway オペレーティング システムのネットワーク インターフェイス (IP アドレスとスタティック ルート)、ホスト名、DNS サーバー、プロキシ情報などのネットワーク設定を構成することができます。

 

特に指定のない限り、すべてのネットワーク構成は Server Console から直接行わなければなりません。Server Console から行われた変更のみが、インストールされた Gateway と、実装されているファイアウォール設定とに反映されます。コマンド ラインや他のネットワーク ツールによる変更は Gateway には不明のものであり、ファイアウォールによりネットワーク アクセスが制限されたり、ブロックされたりすることがあります。

Server Console でネットワーク構成にアクセス

Server Console

Server Console のインターフェイスには、システム コンソールから、または SSH 接続を介してアクセスすることができます。SSH 接続を使用する場合、まず、Gateway ユーザー インターフェイスで SSH アクセスを有効にして、SSH クライアントの IP アドレスを追加しなければなりません。詳細については、「SSH アクセスの設定」を参照してください。

アクセス方法にかかわらず、Server Console のインターフェイスへのアクセスには、cs-admin アカウントの資格情報を使用しなければなりません。

  SSH でネットワーク構成を再設定すると、SSH 接続が切断される場合があります。可能な限り、ネットワーク構成にはローカルのコンソールを使用することが推奨されています。ローカルのコンソールが使用できない場合、SSH アクセスに使用しているネットワーク接続を切断してしまわないよう、慎重に作業します。

ネットワーク構成

Server Console にアクセスして、オプションのリストから [Configure System] を選択します。Server Console の [Configure System] ページが表示されます。[Configure Network Settings] では、ローカルのネットワーク (例: IP アドレス、DNS サーバー、ホスト名、スタティック ホスト、ルート) を設定することができます。[Configure External Servers] では、外部ネットワーク サービス (例: NTP、SCOM、SNMP) を設定することができます。

Server Console のナビゲーション

Server Console はメニュー型のテキスト ベース ユーザー インターフェイス (TUI) で、キーボードを使って操作します。タブ キーと スペース キーでさまざまなメニューに移動して、変更を適用します。

Server Console のほとんどのメニューとフォームは、標準のパターンに沿っています。ネットワーク プロパティ (例: Static Hosts) のサマリー リストでは、次のオプションの 1 つを選択することができます。

変更の配置

[Configure Network Settings]、または、[Configure Network Services] メニューに初めて入った際、システムは、行われたすべての変更をトラッキングし、配置が必要な変更を記録します。[Configure Network Settings]、または、[Configure Network Services] メニューを終了した際、Server Console はネットワーク構成への変更をワン ステップで配置します。

[Deploy Network Settings] ページには、次のオプションが表示されます。

[Apply] を選択すると、Server Console はすべての変更をローカルのネットワーク設定に配置します。配置の際、インストールされている Gateway にも変更が通知されます。サービスの再起動と、ファイアウォール構成の更新が必要になる場合もあります。

 

Server Console から行ったすべての変更は、配置から 30 秒以内に自動的に Gateway に表示されます。新しい設定を確認できない場合、Gateway のユーザー インターフェイスを最新の情報に更新します。

IPv6 のサポート

Server Console には、IPv6 について言及しているメニューがいくつかあります。これらのメニューは Server Console に表示されているものの、現在のリリースで IPv6 はサポートされておらず、アクティブではありません。

Network Adapters の設定

[Network Adapters settings] では、認識されたネットワーク インターフェイスのリストが表示されます。新しいネットワーク アダプターが追加された際、カーネルは自動的にそのアダプターを検出します。また、ネットワーク インターフェイスのリストに新しいエントリが表示されます。

  ネットワーク インターフェイスは、物理的にインストールして、カーネルがそのインターフェイスを認識するまで設定することはできません。したがって、Server Console から新しいネットワーク インターフェイスを追加することはできません。物理的にインストールして、カーネルに認識されたネットワーク インターフェイスのみが編集可能です。

Server Console のネットワーク インターフェースのリストには、[Enabled] (有効)、または、[Disabled] (無効) のいずれかが表示されます。まだ構成されていないインターフェースには、Disabled が表示されます。インターフェイスの編集では、そのインターフェイスを有効、または、無効にするオプションがあります。

 

[Enabled] にした各インターフェイスには、固有の IP アドレスが必要です。Clearswift のテクニカル サポートからの指示がない限り、まったく同じ IP アドレスを持つ 2 つのインターフェイスを [Enable] にして配置してはいけません。

新しいネットワーク インターフェイスを設定したり、既存のネットワーク インターフェイスを変更したりする場合、ネットワーク インターフェイスを選択して [Edit] をクリックします。Server Console に、選択したネットワーク インターフェースで変更できる構成オプションが表示されます。IPv4 アドレスと IPv4 スタティック ルートを追加、または、編集することができます。また、ネットワーク インターフェイスを無効にすることもできます。

それぞれの物理ネットワーク インターフェイス (またはアダプター) に、プライマリ IP アドレスとセカンダリ IP アドレスを設定することができます。セカンダリ IP アドレスは、仮想 IP、または、IP エイリアスと呼ばれることもあります。ネットワーク インターフェイスの初回設定時、Server Console では、プライマリ IP アドレスの設定が強制されます。プライマリ IP アドレスを定義しないと、セカンダリ IP アドレスを追加することはできません。両方のアドレスを定義すると、プライマリ IP アドレス、または、セカンダリの IP アドレスのいずれかを削除できるようになります。プライマリ IP アドレスを削除しても、ネットワーク インターフェイスはセカンダリ IP アドレスを使って動作します。Server Console がサポートするセカンダリ IP アドレスは 1 つだけです。たとえば、イーサネット インターフェイス eth0 に関連付けられている IP アドレスがプライマリ IP アドレス、eth0:1 がセカンダリ IP アドレスになります。

ローカル ネットワークの設定

[Configure Network Settings] メニューでは、ローカルのネットワーク (例: IP アドレス、DNS サーバー、ホスト名、スタティック ホスト、ルート) を設定することができます。

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外部ネットワークの設定

[Configure Network Services] メニューでは、外部ネットワーク サービス (例: NTP、SCOM、SNMP) の設定を変更することがきます。デフォルトで、これらのサービスは無効に設定されています。

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