通知の生成

[他に実行する操作] の [通知の生成] は、 ARgon がメッセージを処理するのに実行したアクションを指定の受信者に知らせるためのアクションです。たとえば、電子メールから ウイルスが検出された場合、 ARgon が自動的に通知を送ります。このアクションは、すべてのコンテンツ規則で使用することができます。

 

ARgon の通知に含まれている個人情報や機密情報を、承認されていないユーザーから守るため、通知を設定する際には次の点に注意します。

  • 元のメッセージ、変更されたメッセージ、テキスト分析結果などを、通知に含めないようにします。
  • 通知の件名や本文は、簡略かつ最小限の情報で作成します。
  • 通知のトークンは、URL やメッセージ送信者などの変数の代替えとして作用します。使用するトークンの数は、最小限に抑えます。[%DATE%]、[%SENDER%]、[%UNIQUEID%]、[%DOC_NAMES%] のみを使用するのが理想的です。[%RCPTS%]、[%SUBJECT%] など、電子メールの内容が分かるようなトークンは 使用しない ようにします。通知に使用できるすべてのトークンの詳細については、「コンテンツ規則とポリシーの参照でのトークン」を参照してください。
  • 通知の受信者が誰になるのかを考慮します。上記の ARgon オプションを活用して設定します。

コンテンツ規則にアクションを適用

  1. コンテンツ規則の編集ページの [実行する操作] パネル > [他に実行する操作] セクションの、 [新規] をクリックします。
    [実行する操作の追加] ダイアログが表示されます。
  2. アクションを選択します。
    選択したアクションが、[他に実行する操作] セクションに追加されます。
  3. [実行する操作の追加] ダイアログを閉じます。

アクションの設定

  1. [他に実行する操作] > [通知の生成] セクションの [設定の変更はここをクリックします] をクリックします。

  2. [条件] ドロップダウン メニューで、どのような場合に通知を送るのかを指定します。

    • [検索対象] の条件に一致した場合
    • [検索対象] の条件に一致して、ディスポーザル アクションが実行された場合
    • [検索対象] の条件には一致したが、ディスポーザル アクションが実行されなかった場合
  3. [このテンプレートを使用] ドロップダウン メニューから、通知を選択します。
    • 新しい通知の作成 - 設定の保存時に、新しい通知が作成されます。
    • 既に作成済みの通知 - 設定してある通知のうちから、適切なものを選択します。

  4. 通知の受信者を指定します。

    • メッセージ受信者 - 元のメッセージの受信者に、通知を送ります。
    • メッセージ発信者 - 元のメッセージの送信者に、通知を送ります。
       

      デフォルトで、 ARgon は、電子メールのヘッダーの 送信者: (From:) フィールドのアドレスを、メッセージ発信者とみなします。

      電子メールのヘッダーの 返信先: (Reply-to:) フィールドのアドレスを、メッセージ発信者として使用する場合、[可能な場合 Reply-To を使用する] チェック ボックスを選択します。

      返信先: フィールドにアドレスがない場合、 ARgon は、デフォルトで 送信者: フィールドのアドレスを使用します。

    • 送信者のマネージャー - 元のメッセージの発信者のマネージャーに、通知を送ります。メッセージの送信者のマネージャーが不明な場合は、マネージャーの電子メール アドレスの入力が必要です。
    • サーバー管理者 - システム管理者に、通知を送ります。[システム センター] > [SMTP の設定] > [システムの電子メール アドレス] で設定した、管理者の電子メール アドレスです。
    • この電子メール アドレス - 指定の電子メール アドレスに、通知を送ります。

  5. 複数の通知をまとめる場合、[同じメッセージ ID の通知を統合する] を選択します。

     

    Gmail などのホストされたプラットフォームは、複数の受信者に送られたメッセージを、それぞれの受信者あての複数のメッセージに分割します。ポリシーに [マネージャが未指定] の規則が設定されていると、 ARgon は、マネージャやサーバー管理者に、ポリシーに違反する各メッセージ (分割されたメッセージのひとつひとつ) に関する通知を送ります。[同じメッセージ ID の通知を統合する] を使用して、このような通知を 1 つの通知にまとめます。
     
    • このオプションを使用して、[マネージャが未指定] の規則の使用にともなう、マネージャへの通知の数 (同じメッセージに関する複数の通知) を削減することができます。
    • [%RCPTS%] トークンを使用すると、元のメッセージの受信者ではなく、分割されたメッセージの受信者を通知に含めることができます。元のメッセージのすべての受信者のリストを表示するには、元のメッセージを通知に含めなければなりません。詳細については、「通知の作成と編集」を参照してください。
  6. [保存] をクリックします。

    7.  

    既に設定してある [通知の生成] アクションを編集する場合も、アクションの設定 での手順にしたがいます。

コンテンツ規則からアクションを削除

[実行する操作] パネル > [他に実行する操作] セクションの をクリックします。[削除の確認] ダイアログの [はい] をクリックして、削除を了解します。