電子メールのルーティングの指定

特定のメール ドメインあての電子メールは、指定のメール サーバーにルーティングすることも、DNS MX レコードを使用してルーティングすることもできます。次のようなメッセージを、どこに向けてルーティングするのか指定します。

ドメイン名の指定には、アスタリスク (*) をワイルドカードとして用いることができます。たとえば、DNS を使用していない場合に、外部配信用のメール サーバーを指定します。閉じたワイルドカードの使用例

ドメインの指定にワイルドカードを使用

アスタリスク (*) をワイルドカードとして用いて、ルーティングのリストに表示されるドメイン名を指定することができます。ただし、アスタリスクはプレフィックスとしてしか使用できません。(例: *.yourcompany.com)

ドメインに * だけを入力した場合、Clearswift Gateway は、リスト内でその * エントリよりも下にあるエントリすべてを、* で指定したルーティング先に送ります。(つまり、リスト内で、* エントリより上にあるエントリのドメイン以外を、* で指定したルーティング先に送ります。)

ルーティングのリストのエントリの順序は、2 つのエントリのドメイン名が同じ場合を除き、使用されるルーティング先の決定には影響しません。2 つのエントリのドメイン名が同じ場合は、リスト内でより上にあるエントリのルーティング先が使用されます。

ルーティングのリストに、次のエントリがあると想定します。

ドメイン ルート

inside.yourcompany.com

<ホスト名:ポート> のサーバーにルーティング

inside2.yourcompany.com

<ホスト名:ポート> のサーバーにルーティング

*

<外部サーバー ホスト名:ポート> にルーティング

somegateway.com

DNS MX レコードの使用

この例では、ドメインが inside.yourcompany.cominside2.yourcompany.com 以外のすべてのメールは、* で指定されている外部メール サーバーにルーティングされます。

ドメインのルートの追加

  1. [システム センター ホーム] ページの [SMTP の設定] をクリックします。[SMTP の設定] ページが表示されます。
  2. [メール ドメインとルーティング] をクリックして、[メール ドメインとルーティング] ページを表示します。[電子メール ルーティング] タブを選択します。
  3.  [新規] をクリックして、新しいルートを作成します。[電子メール ルートの追加] ダイアログが表示されます。

  4. [電子メール ルートの追加] ダイアログに、次の情報を入力します。

    • [ドメイン] に、ルーティングを設定するドメインの情報を入力します。
    • [ルート] で、ルーティングの方法を選択します。

    • TLS 構成を定義するコネクション プロファイルを選択します。ダイアログの上部には、認証と TLS 構成のステータスが表示されています。
    • SMTP 接続を完了するために必要な認証設定を含めることもできます。
      1. [認証] ドロップダウン メニューから、サーバーの認証タイプ ([AUTH PLAIN/LOGIN]、または、[なし]) を選択します。
      2. サーバーの [ユーザー名] と [パスワード] を指定し、[パスワードの確認] にもう一度情報を入力します。
        1 つのサーバーに複数のルートがある場合、TLS を適用するには、それらのルートで同じコネクション プロファイルが選択されていなければなりません。また、ルーティングに IP アドレスを使用している場合は、同じサーバーへのすべてのルートで、同じ AUTH 設定を使用することも必須です。

      認証 SMTP 接続では、TLS を有効にすることが強く推奨されています。

  5. [追加] をクリックして、ルーティングのリストにエントリを追加します。
  6. 必要に応じて を使用して、ルーティングのリストのエントリの順序や優先順位を変更します。

  7. 既存のルートを変更する場合、ルーティングのリストからエントリを選択して、 [編集] をクリックします。

ドメインのルートの削除

  1. ルーティングのリストからエントリを選択して、[削除] をクリックします。削除の確認ダイアログに、メッセージ「ルートを削除しますか?」が表示されます。
  2. [はい] をクリックして、ルーティングのリストからエントリを削除します。

参照項目...