- 各 [メール ポリシー ルート] には、コンテンツ規則がまったくトリガーされず、何のアクションも実行されなかった場合の [デフォルトで実行するディスポーザル アクション] (例: 配信) も設定されています。
- 各 [コンテンツ規則] には、そのコンテンツ規則の違反がトリガーされた場合の [ディスポーザル アクション] を設定することができます。複数のコンテンツ規則に [ディスポーザル アクション] が設定されている場合、
「コンテンツ規則の違反をトリガーした電子メール メッセージ」とは、コンテンツ規則の [検索対象] に指定されたすべての条件を満たしたメッセージのことを指します。
複数のコンテンツ規則がある場合、それらのコンテンツ規則の優先順位は [メール ポリシー ルート] の、それぞれのルートで設定されている順となります。
配信ディスポーザル アクションを [配信] にした場合、次のオプションを選択することができます。
- 暗号化エンドポイント ポリシーを適用
- ポリシー ルートでの設定にしたがう
- 暗号化しない
| [暗号化エンドポイント ポリシーを適用] オプションを使用すると、コンテンツ規則に基づいて暗号化を適用することができます。このオプションは、ポリシー ルートでの暗号化設定に優先します。詳細については、「メール ポリシー コンテンツ規則による電子メールの暗号化」を参照してください。 |
適切な権限を持つ管理者は、次の 2 つのタイプのディスポーザル アクションを作成することができます。
- [XXXX エリアに保管] (XXXX はメッセージ エリアの名前) アクション - 検出されたメッセージを、指定のエリアで保留にします。これらのエリアを確認して、保管されているメッセージを解放したり、削除したりすることができます。
- [リレー サーバー] アクション - メッセージを、指定のポート上のサーバーにルーティングします。メッセージのアーカイブでは、ポリシー エンジンによって変更されたメッセージではなく、元のバージョンのメッセージを保存しなければならないことも多いため、リレー サーバーがどちらのタイプのメッセージを受け取るかを指定することができます。
システムには、スターター ポリシー で使用するための、さまざまなメッセージ エリアに関するディスポーザル アクションがあらかじめ装備されています。コンテンツ規則では、これらのディスポーザル アクションを使用することも、新しいメッセージ エリアのディスポーザル アクションを作成することもできます。
帯域幅を効率よく使用できるよう、メッセージ エリアで保留になっているメッセージを、指定のスケジュールにしたがって解放するように設定することもできます。次のような設定が可能です。
- サイズが大きすぎるメッセージをメッセージ エリアで保留にして、ピーク タイム以外に配信
- 一括送信のメッセージをメッセージ エリアで保留にして、1 時間ごとに解放するメッセージの数を制限
- アウトバウンド (送信) のメッセージをメッセージ エリアから解放するのに、スケジュール設定した遅延を適用
ディスポーザル アクションの管理
[ポリシー] > [ポリシーの参照] > [ディスポーザル アクションの管理] ページは、コンテンツ規則などの「実際にアクションが実行されるポイント」とは別に制御されています。[ディスポーザル アクションの管理] ページでは、メッセージ エリアの新規作成や削除、メッセージの有効期限、解放、送信者や監査者への通知の設定などを行います。また、リレー サーバーの構成にもこのページを使用します。詳細については、「ディスポーザル アクションの管理ページ」を参照してください。