プロキシ パフォーマンス

Web Gateway でパフォーマンスの問題が生じることがあります。.これには多くの原因が考えられますが、以下に一例を挙げます。

• Web トラフィックのボリュームが多い
• Web Gateway のユーザー数 (または要求数) が過剰
• コンテンツ スキャン エンジンが特定の URL を処理できない

Web Gateway には多くの機能があり、プロキシ パフォーマンスのモニターおよび管理を行うことができます。

• [プロキシ モニタ] ページでは、プロキシのログ ファイルを設定し、診断出力を作成することができます。
• Watchdog 機能を使用すると、プロキシ サーバーに関する問題を特定し、自動解決するか、手動での調査を促す警告メッセージを生成するように設定することもできます。
• [状態] ページの [プロキシ ステータス] タブの機能を使用すると、コンテンツ スキャン エンジンのアクティビティをモニターし、必要に応じて問題があるエンジンを再起動することができます。

情報...

• [プロキシ モニタ] ページ

  [プロキシ モニタ] ページには、ログ記録や診断レポートなどを使用してプロキシの問題を調査できる、多数の機能があります。

  • プロキシ診断ポート

    この機能を使用すると、Web Gateway で実行中のプロキシおよびエンジン アクションについて説明した低レベルの診断メッセージを生成することができます。ログ ファイルよりは詳しい情報が提供されるため、通常は、複雑なプロキシの問題を解決するときに、クリアスウィフトのサポート の助言に従って、この機能を使用します。次のことができます。

    • エンジンが HTTP 応答の生のコンテンツをどのように変更したかを確認します。たとえば、エンジン診断を使用すると、Gateway が Web サーバーから受信した応答をどのように変更して、組織で受理可能な使用ポリシーに適合させたかを確認することができます。
    • 所定の URL のリクエスト/応答メカニズムを確認します。たとえば、ユーザーがページを参照中に予期しない応答を報告した場合、プロキシ診断を使用して、実際に行われた HTTP トランザクションを確認することができます。

  • プロキシ ログ レベル

    この機能を使用して、Gateway ログに含める詳細レベルを設定します。イベントの発生やエンジンのバイパスなどの専門ログ機能を含めることもできます。

  • プロキシのリクエストログ

    [プロキシのリクエストのログ] を使用すると、クライアントとプロキシ間、およびプロキシとサーバー間で交わされたデータを含む、プロキシで処理されたすべての要求と応答をログ記録することができます。このログ機能を使用して、特定の URL にアクセスしたときに発生する問題を調査することができます。

  • キャッシュ診断情報

    x-header デバッグを追加し、ログ キャッシュ イベントを生成する際に、[キャッシュ診断情報] を使用します。

  [プロキシ モニタ] ページには、コンテンツ スキャン エンジンとプロキシ Watchdog の User Interface も含まれています。機能の性質上、別々に説明します。

• ウォッチドッグ

  ウォッチドッグには次の 2 種類があります。

  • コンテンツ スキャン エンジン Watchdog は、コンテンツ スキャン エンジンをモニターして、必要に応じてアラームを生成し、問題があるエンジンを再起動します。
  • プロキシ Watchdog は、プロキシをモニターしてプロキシがアクティブであることを確認し、必要に応じてアラームを生成してプロキシを再起動します。

  いずれの Watchdog も、異なる操作モードで機能するように設定することができます。次の操作を実行できます。

  • エンジンまたはプロキシ に問題があるかどうかを自動的に検出するように選択すると、この機能のスイッチをオフにすることができます。
  • 問題のあるエンジンや非アクティブな プロキシ が検出されると、アラームを生成します。
  • 問題のあるエンジンや非アクティブな プロキシ エンジンを再起動し、アラームを発生します。
• プロキシ ステータス

  [プロキシ ステータス] を使用すると、Web Gatewayの User Interface を用いて、プロキシおよびプロキシ エンジンのステータスを確認することができます: プロキシのモニタ全般、および問題の診断などに役立ちます。たとえば、コンテンツ スキャン エンジンが特定の URL の処理が原因でスタックした場合、この URL とクライアントを突き止めて詳しく調査することができます。さらにこの機能は、選択的にエンジンを再起動できるため、スタックしているコンテンツ スキャン エンジンを回復するためのメカニズムも提供します。

• プロキシを監視するための最良の方法

  すぐに状態を表示して、プロキシまたは個々のプロキシ エンジンを再起動できるようにする場合は、プロキシ ステータス 機能とプロキシ ウォッチドッグ 機能を使用します。コンテンツ スキャン エンジンの再起動は、[プロキシ ステータス] ページからでなければ行えません。

  プロキシ ステータス および Watchdog

  プロキシ ステータス 機能とプロキシ ウォッチドッグ 機能を組み合わせることで、プロキシとプロキシのコンテンツ スキャン エンジンのプロセスをモニターおよび管理することができます。

  プロキシ ステータス では、プロキシ とコンテンツ スキャン エンジンの詳細ステータスが提供され、このページからエンジンを再起動することができます。ただし、この方法だけを用いる場合は、問題のあるエンジンが自動的に起動することがないため、定期的にプロキシ ステータス をモニタする必要があります。

  コンテンツ スキャン エンジン ウォッチドッグ に似 では、URL を処理できなかったエンジンを自動的に特定し、解決することができます。警告のみを生成するように Watchdog が設定されている場合は、プロキシ ステータス を使用して問題を調査し、必要に応じて手動でエンジンを再起動することができます。

  エンジンを自動的に再起動するようにコンテンツ スキャン エンジン ウォッチドッグ が設定されている場合でも、プロキシ ステータスから手動で再起動を実行することにより、問題のあるエンジンを早めに解決することができます。

  プロキシ ウォッチドッグ は、Watchdog がプロキシがアクティブでないことを検出するアクションを実行するという点で、コンテンツ スキャン エンジン ウォッチドッグ に似ています。つまり、オフ (アクションを実行しない)、アラームのみを生成する、アラームを生成して自動的に再起動する、などの処理が行われます。

  ウォッチドッグのアクティビティはすべてログ記録されます。

  問題を自動検出し解決するように、両方の Watchdog を設定することをお勧めします。エンジンのプロセスを確認する場合や、報告された問題を手動で解決する場合には、プロキシ ステータス を使用してください。

操作方法...

• [プロキシ モニタ] ページの機能の使用方法

  これらの機能は、Clearswift サポート担当者の指導下でのみ使用することをお勧めします。

  これらの機能の詳細については、該当するリンクをクリックしてください。

  • プロキシ診断ポート を使用した診断メッセージの収集
  • プロキシ診断ログ レベル を使用したログの詳細レベルの設定
  • プロキシ要求のログ記録 を使用したログ記録、およびプロキシ要求と応答の分析
  • キャッシュ診断情報 の設定と確認
  • Watchdog の使用方法
• Watchdog の使用方法

  Watchdog の User Interface は、[プロキシ モニタ] ページの [Watchdog] タブにあります。

  機能の設定方法を含むこのページの詳細については、「プロキシ Watchdog」を参照してください。

• プロキシ ステータスの使用方法

  プロキシ ステータス のユーザー インターフェイスは、[状態] ホーム ページの [プロキシ ステータス] タブにあります。

  問題が疑われる URL への対処方法、エンジンの再起動方法を含むこのページの詳細については、「プロキシ ステータス」を参照してください。

参照...

• システム パフォーマンス ツールの概要については、「Gateway のモニタおよび管理」を参照してください。