グレーリストについて

グレーリストを使用すると、不明な送信者からのメッセージを一時的に拒否して、潜在的なスパム メッセージを識別できます。一般に、正当な送信者は要求されればメッセージを再送信し、スパムの送信者は再送信しないため、グレーリストによってスパムは減少します。

グレーリストを有効にするために、Gateway では次の情報を保持します。

次の表に、グレーリストにおけるメッセージの処理方法を示します。

送信者は既知の送信者のレコードにあるか 送信者はグレーリスト内の送信者のレコードにあるか アクション

いいえ

いいえ

メッセージはグレーリストに追加される

Gateway は送信者のグレーリスト レコードを作成し、メッセージを一時的に (デフォルトでは 5 分間) 拒否します。

いいえ

はい

メッセージは受理される

一時的に拒否する期間が経過すると、Gateway は送信者のグレーリスト レコードを削除し、送信者を既知の送信者のリストに追加し、メッセージを受理します。

はい

該当せず

メッセージは受理される

Gateway は送信者からメッセージを最後に受信した時刻を更新し、メッセージを受理します。

スパム ポリシーでグレーリストを有効にする方法については、「グレーリストの設定」を参照してください。

メッセージを拒否する期間、グレーリストにエントリを保管する期間、および既知の送信者のレコードを保管する期間の変更方法については、「グレーリストの詳細設定」を参照してください。

 

グレーリストをスパム防御として使用できるのは、Gateway がインターネットに直接接続され、不明な送信者との通信が可能な場合だけです。

信頼できる送信元からのメッセージがグレーリストに追加されないようにするには、それらの送信元をホワイト リストに追加します。

TRUSTmanager の評価が疑わしい、または不良である送信者だけをグレーリストに追加できます。


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